カビキラーでお風呂の床が白く変色してしまい困り果てている女性

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こんにちは。洗濯noteを運営しているゆぅみです。
お風呂掃除の定番アイテムであるカビキラーですが、うっかり長時間放置してしまい、お風呂の床がカビキラーで白くなるというハプニングに見舞われたことはないでしょうか。

Yumi

変色した床を目の当たりにすると「元に戻す方法はあるの?」「何が原因でこうなったの?」と焦りますよね。

プラスチック素材やFRP製の床の場合、オキシクリーンやサンポール、メラミンスポンジで対処できるのか判断に迷いますし、賃貸にお住まいなら退去費用や自力での補修・塗装についても気になるところだと思います。

この記事では、白くなった原因から具体的な対処法、そして二度と失敗しないための正しいお手入れ方法までしっかりまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

お風呂の床が真っ白に変色してしまった時は、私も本当に血の気が引きました……。でも、落ち着いて正しい対処法を知ることが大切ですよ!

記事のポイント
  • カビキラーで床が白く変色する化学的なメカニズムと原因
  • 酸性洗剤や研磨アイテムを使った対処法のリスクと実態
  • 賃貸物件での正しい対応とDIY補修の難易度
  • 変色を防ぐための正しい洗剤の使い方と日常のお手入れ

お風呂の床がカビキラーで白くなる原因と応急処置

お風呂の床が白くなる原因やアルカリ焼けについて悩んでいる女性

お風呂の床がカビキラーで白くなってしまうと、ただの汚れなのか、それとも床自体が傷んでしまったのか判断できず不安になりますよね。
ここでは、なぜお風呂の床が白く変色してしまうのか、その化学的な仕組みや要因について詳しくお伝えしていきます。
あわせて、ネット上でよく見かけるサンポールやクエン酸を使った対処法の実態や、賃貸物件で起きた場合の適切な行動についても触れていきますね。

この見出しの内容
  • カビキラーによる変色のメカニズムと原因
  • 床のプラスチック素材が劣化する理由
  • アルカリ焼けの症状と見分け方
  • サンポールやクエン酸での戻す方法の真実
  • 賃貸物件で変色させてしまった時の対処法

カビキラーによる変色のメカニズムと原因

お風呂掃除の最中、目地や床にこびりついたしつこい黒カビをどうにかしたくて、スプレーをたっぷり吹きかけ、つい長い時間そのままにしてしまうことってありますよね。
私自身も以前、年末の大掃除で「今日こそお風呂をピカピカにしよう!」と張り切り、カビキラーを床全体に噴射して、効果を上げようと一晩そのまま放置してしまった経験があります。
翌朝、期待を胸にシャワーで流してみると、確かにカビはすっかり消えていたのですが……スプレーの飛沫の形に沿って床が見事に真っ白に変わっていて、一瞬で血の気が引いたことを今でもはっきり覚えています。

この白化現象のおもな原因は、カビキラーの主成分である「次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウム)」と「水酸化ナトリウム」という強力なアルカリ成分(塩素系漂白剤)にあります。

これらの成分は、カビの頑固な細胞壁を壊し、黒や赤の色素を根元から漂白する優れたパワーを持っています。
ところが、その強烈な酸化作用と漂白作用は、カビだけでなく床の素材にも遠慮なく作用してしまうのです。
パッケージに書かれている規定の時間を大きく超えて放置してしまうと、次亜塩素酸塩が床表面の保護コーティングを溶かし、さらに素材自体が持っている色素までまとめて分解・脱色してしまいます。

Yumi

つまり、白い汚れがこびりついているのではなく、床そのものが「脱色」や「変質」を起こしている状態なんです。

人間の髪の毛でたとえるとイメージしやすいかもしれません。
強力なブリーチ剤で髪を脱色して金髪や白髪にした後、どれだけシャンプーしても元の黒髪には戻りませんよね。
まったく同じ現象が、お風呂の床の表面で起きてしまっているわけです。
強い洗剤は汚れを落とす力が高い分、使い方を誤ると素材そのものを傷めてしまう諸刃の剣であることを、身をもって痛感しました。

カビキラーをスプレーしたあと、長時間放置すると、浴槽や壁などの材質によっては変色することがあります。使用の際は、目立たない場所で試してからお使いいただき、スプレー後は数分で必ず水で充分に洗い流してください。

出典:ジョンソン株式会社 カビキラー公式サイト(よくあるご質問)

メーカー公式サイトでもきちんと注意喚起がされている通り、長時間の放置はNGです。
良かれと思った行動が、結果的に取り返しのつかない変色を招いてしまうことがあるため、取扱説明書に記載された放置時間は必ず守るようにしたいですね。

床のプラスチック素材が劣化する理由

カビキラーで漂白されて白く変色し劣化したプラスチック製の床

近年のマンションや戸建てのユニットバスの床は、その大半がFRP(繊維強化プラスチック)などの樹脂素材で構成されています。
FRPとは、ガラス繊維などをプラスチックに混ぜ込んで強度を大幅にアップさせた複合素材で、軽くて丈夫、水はけが良く、冬場でもヒヤッとしにくいという浴室にぴったりの特長を備えています。
ほかにも塩化ビニル樹脂が使われているケースもありますね。
こうしたプラスチック素材は日常使いではとても機能的ですが、強い化学薬品に対しては耐性に限界があります。

カビキラーのような強力な塩素系漂白剤が、プラスチック表面に長い時間とどまるとどうなるのでしょうか。
実は、プラスチックの表面には見栄えを整えたり汚れをはじいたりするための「ゲルコート」と呼ばれる層や、特殊なコーティング剤が塗られています。
強アルカリ性の成分がこの層にしみ込むと、化学反応で樹脂の分子構造の結合が断たれてしまいます。
その結果、コーティングが溶けて表面のツヤが失われ、カサカサした手触りになったり、微細な凹凸ができて光が乱反射し白っぽく濁って見えたりするようになります。

注意点
さらに深刻なのは、コーティング下の樹脂本体にまでダメージが及んだ場合です。
プラスチック成形時に練り込まれていた着色料(顔料)が、次亜塩素酸塩の強い漂白力で完全に分解・脱色されてしまいます。

グレーやベージュなど色付きの床が、白っぽいまだら模様に色抜けしてしまうのはこの仕組みによるものです。
分子レベルで化学変化が起き、色素が壊れてしまったプラスチックは、残念ながらどんな手段を使っても洗剤で「元に戻す」ことはできません。
経年劣化で白くなった古い洗濯バサミが元の色に戻らないのと同じ現象が、お風呂の床のFRP素材でも起きてしまっているということですね。

アルカリ焼けの症状と見分け方

お風呂の床が白くなっているのを見つけたとき、最初にやるべきことは、その白さが「アルカリ焼け(素材の化学的な変質・脱色)」なのか、「石鹸カスや水垢といった汚れ」なのかを冷静に見極めることです。
ここを見誤ると、意味のない掃除をいつまでも続けたり、間違った洗剤でさらにダメージを与えたりしかねません。

それぞれの症状にははっきりとした違いがあるので、以下の比較表を参考にご自宅のお風呂の床を観察してみてくださいね。

症状のタイプ見分け方のポイント・特徴主な原因
アルカリ焼け・漂白(素材の変質)洗剤をスプレーした液だれの跡や泡の形にくっきりと白い跡が残る。
触ってもザラザラやデコボコはなく、床自体の色が抜けた感触。
濡れている時は目立ちにくいが、乾くと白さがはっきりする。
塩素系漂白剤(カビキラーなど)の長時間放置による保護層の溶解と色素の化学的な分解・脱色。
石鹸カス・水垢(汚れの蓄積)床全体や水が溜まりやすい箇所を中心にモヤがかかったように白く濁る。
乾くと白く浮き出て、爪で引っ掻くと白い粉状の汚れが削れる。
触るとザラザラ、またはヌルヌルする。
水道水中のカルシウムなどのミネラル分や皮脂、シャンプー・石鹸の成分が結びついて固着したもの。

もし、カビキラーを使った翌日にスプレーの飛沫跡やくっきりした液だれの形が白く残っていたら、残念ながら高確率で「アルカリ焼け(素材の漂白)」が起きています。
この状態の床は汚れが載っているわけではなく、床の色そのものが抜けてしまっているため、どんな洗剤を使ってゴシゴシこすっても白い跡は消えません。

一方、爪で削り取れるようなタイプなら、アルカリ性の石鹸カスやミネラル汚れである可能性が高く、適切な酸性洗剤を使えば落とせます。
まずは焦らず、自分の床がどちらに当てはまるのかを確かめてみましょう。

サンポールやクエン酸での戻す方法の真実

お風呂の床の掃除や中和に使われるクエン酸スプレーとスポンジ

ネットで「お風呂の床 カビキラー 白くなった 戻す」と検索すると、「アルカリ性の洗剤で白くなったなら、逆の性質である酸性のサンポールやクエン酸を使って中和すれば元に直る!」という裏技的な情報がたくさん見つかります。
私も当時、藁にもすがる気持ちでこの情報を信じ、薬局でクエン酸を買い、キッチンペーパーにひたひたに染み込ませたクエン酸パックを作って、数時間じっと待った経験があります。

Yumi

本当に直ってほしい一心でしたが、結果は惨敗でした……。

とても残念な結論ですが、カビキラーによって素材自体が脱色・変質してしまったアルカリ焼けの場合、酸性洗剤をいくら使っても元には戻りません。
先ほど解説した通り、これは「汚れが付いている」状態ではなく、「床の色素が壊されてなくなっている」状態だからです。
酸性洗剤で劇的な効果が出るのは、あくまで「水垢」や「石鹸カス」などアルカリ性の汚れが白く固着しているケースだけです。
色素が抜けた床に酸性の液をかけて中和したところで、消えた色素が元に戻ることはありません。

注意点
むしろ、焦ってサンポールのような強い酸性のトイレ用洗剤をお風呂の床に使うと、カビキラーで弱った樹脂がさらに溶けたり、別の化学的な劣化(酸焼け)を起こす恐れがあります。
また、塩素系漂白剤の成分が床の隙間や排水溝にわずかでも残っている状態で酸性洗剤が混ざると、有毒な塩素ガスが発生して命に関わる事故につながる危険性があります。

「混ぜるな危険」の表記は伊達ではありません。
アルカリ焼けに対して酸性洗剤を使うのは、効果がないばかりかとてもリスクの高い行為ですので、絶対にやめておきましょう。

賃貸物件で変色させてしまった時の対処法

賃貸マンションやアパートにお住まいの方が、お風呂の床を白く変色させてしまった場合、まさにパニックに陥るほどの大きなトラブルですよね。
「退去時にどれほど高額な原状回復費用を請求されるのだろう……」と、夜も眠れないほど不安になるお気持ちは痛いほど分かります。
なんとか隠したくて、ホームセンターで市販のスプレー塗料を買ってきて自分で色を塗ろうとする方もいますが、ちょっと待ってください。

賃貸物件の場合、最も確実でトラブルを防ぐための対処法は、「すぐに管理会社や大家さんへ正直に報告して相談すること」です。

自己判断で素人が中途半端に塗装してしまうと、浴室という特殊な環境ではすぐ塗料が剥がれてきたり、かえって見た目がまだらになって汚くなったりします。
そうなると、後からプロが修復しようとしても、素人塗装を全て剥がす余計な手間が加わるため、原状回復がさらに困難になります。
最悪のケースでは、床のみの補修では済まずユニットバスごとの交換工事が必要と判断され、何十万円もの高額請求に発展することも珍しくありません。

  • 1 まずは管理会社へ連絡

    焦らずありのままの状況を説明し、対応の指示を仰ぎましょう。

  • 2 自力での補修・塗装は避ける

    素人の補修は傷口を広げる原因になります。

  • 3 火災保険の特約を確認

    「借家人賠償責任保険」などで修繕費用がカバーできる可能性があります。

「怒られるかもしれない」「費用が怖い」という気持ちは分かりますが、まずはありのままの状況を伝え、管理会社の判断を仰ぎましょう。
実は、あなたが加入している火災保険の特約で修繕費用をまかなえる可能性もゼロではありません。
隠せば隠すほど状況は悪化しますので、プロの判断と手続きに委ねることが、結果的に一番安上がりで安心できる賢い選択だと思いますよ。

カビキラーで白くなったお風呂の床を直す方法と再発防止策

お風呂の床の正しい掃除方法と変色の再発防止策を実践する女性

変色してしまった床への対処が困難であることを踏まえた上で、ここからは「これ以上悪化させないための対策」と「どうしても直したい場合の復旧方法」を解説します。
メラミンスポンジの危険性や、プロの業者に頼んだ際の費用の目安など、知っておきたい情報を整理しました。

この見出しの内容
  • メラミンスポンジでこする削り補修のリスク
  • 市販の塗料を使ったDIY塗装の難易度
  • お風呂の床を白くさせないカビキラーの正しい使い方と放置時間
  • カビキラーとオキシクリーンの使い分け|床を傷めない洗剤選び
  • 失敗を防ぐ日常的なお風呂掃除のコツ
  • 変色を直すプロの業者に依頼した際の料金
  • カビキラーでの床の変色に関するよくある質問
  • お風呂の床がカビキラーで白くなる問題のまとめ

メラミンスポンジでこする削り補修のリスク

「薬品で色が戻らないなら、いっそ白くなった表面だけを削り取ってしまおう!」と考えて、激落ちくんなどのメラミンスポンジでゴシゴシこする方がいらっしゃいます。
たしかに、メラミンスポンジで表面をごく薄く研磨すると、変色部分と周囲の境目がぼやけて、一時的に白いシミが目立たなくなるケースはあります。

注意点
ただし、この物理的に削る方法は、長い目で見るとおすすめできません。
メラミンスポンジはお風呂の床表面の「防カビコーティング」や「撥水コーティング」まで一緒に削り落としてしまうからです。

保護コーティングが剥がれたプラスチック表面には、肉眼では見えないミクロの傷が無数にできてしまいます。
その細かい傷の中に、シャンプーの残りカスや皮脂汚れ、カビの胞子が入り込んでしっかり根を張るようになります。
その結果、削った直後は綺麗でも、数週間後には以前よりもあっという間に黒ずみやカビが生えやすくなり、掃除がずっと大変な「汚れやすい床」になってしまいます。
一時的な見た目のごまかしのために、将来の掃除の手間を増やすリスクがあるので、メラミンスポンジでの研磨は安易に手を出さない方が無難ですね。

市販の塗料を使ったDIY塗装の難易度

お風呂の床の白い変色を隠すためDIY塗装の準備をしている様子

持ち家にお住まいで退去の心配はなくても、毎日お風呂に入るたびに目に入る白いシミがどうしても気になる!という場合、最終手段として「浴室用の専用塗料でDIY塗装して隠す」という方法にたどり着くかもしれません。
最近はホームセンターやネット通販で、水回りに使える塗料が一般向けにも販売されています。

Yumi

自分で塗れば安上がりで綺麗になりそう!と思いがちですが、実はすごく難しいんです。

はっきり言って、浴室の床塗装はDIYの中でもトップレベルに難しい、まさにプロの領域の作業です。
お風呂の床は家の中でも最も過酷な環境にさらされる場所のひとつで、常に大量のお湯で濡れ、毎日体重がかかり、シャンプーやボディソープ、そして強い洗剤にもさらされます。
普通の塗料を塗るだけでは、あっという間にふやけて剥がれてしまうのです。

  • 1 徹底的な脱脂

    皮脂や石鹸カスを専用クリーナーで残らず取り除く作業が必要です。

  • 2 足付け(サンディング)

    塗料を密着させるため、床全体にわざと細かい傷をつける下地処理を行います。

この下地処理に甘い部分が少しでもあると、数ヶ月で塗った塗料がペリペリと剥がれてきて大惨事になります。
個人的には、DIYの経験と技術によほどの自信がある方以外は、手を出さない方が良い領域だと感じます。

お風呂の床を白くさせないカビキラーの正しい使い方と放置時間

これ以上の悲しいトラブルを起こさないためには、やはり洗剤の「正しい使い方」を身につけることが何より大切です。
カビキラーをはじめとする塩素系漂白剤は、ボトルの注意書きをよく読むと、スプレー後に「数分」で洗い流すよう記載されています。
頑固なカビ汚れの場合でも、20〜30分程度が放置時間の上限です。
カビを落としたいからとラップでパックして一晩放置するような使い方は、お風呂のプラスチック床やFRP素材を確実に傷めてしまうので絶対にやめましょう。

放置後の「洗い流し方」もとても大切なポイントです。カビが消えたからといって、表面をサッと流しただけでは不十分。洗剤成分が少しでも残っていると、目に見えない劣化がじわじわ進行してしまいます。

  • 冷水またはぬるま湯を使う(熱湯は塩素ガスの揮発を促進するため避ける)。
  • シャワーの勢いを強めにして、たっぷりの水量で時間をかけて洗い流す。
  • 壁から流れ落ちて床の隅に溜まった洗剤液も念入りに流す。

床に直接スプレーしていなくても、壁の掃除のついでに床が変色してしまう事故は多いです。
お風呂場全体を掃除した後は、必ず床のすみずみまでシャワーをかけ、泡やヌルヌル感が完全に消えるまで洗い流す習慣をつけてくださいね。

カビキラーとオキシクリーンの使い分け|床を傷めない洗剤選び

洗剤の正しい使い分けで綺麗になったお風呂の床のビフォーアフター

「カビキラーのリスクがこんなに高いなら、もう怖くて使えない……」と感じた方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、塩素系漂白剤に代わるマイルドで安全な「酸素系漂白剤」を活用するアプローチです。
代表的なものに、コストコなどで大人気の「オキシクリーン」があります。
酸素系漂白剤は、塩素系のようなツンとした刺激臭がなく、プラスチック素材やFRP素材への負担もはるかに小さいのが最大の魅力です。

お風呂の床全体に広がった軽めの黒ずみや、皮脂汚れ、赤カビなどには、オキシクリーンを使った「オキシ漬け」がとても効果的です。

  • 1 排水溝にフタをする

    ビニール袋に水を入れて排水口に置くだけでOKです。

  • 2 50〜60℃のお湯を床に張る

    床全体が浸る程度(1〜2cm)のお湯を用意します。

  • 3 オキシクリーンを溶かす

    お湯4Lあたり付属スプーン1杯(約28g)が目安です。しっかり溶かしてから2〜6時間放置しましょう。

この方法なら、一晩放置しても床が白く変色するリスクはほぼありません。

ただし、酸素系漂白剤にも弱点はあります。
ゴムパッキンの奥まで真っ黒に根を張った頑固な黒カビには、やはり塩素系漂白剤(カビキラー)の圧倒的な分解力にはかないません。
日頃の広い面積の汚れには安全なオキシクリーン、どうしても落ちない局所的なカビにだけカビキラーを短時間使う、という使い分けが賢いやり方ですね。

失敗を防ぐ日常的なお風呂掃除のコツ

強力な洗剤で床を変色させてしまうリスクを根本から断つには、そもそも「強力な洗剤に頼らなくても済む浴室環境」を作ってしまうのが最大の防御策です。
カビは「温度」「湿度」「栄養分」の3つの条件がそろうと爆発的に繁殖します。
日々のちょっとしたひと手間でこの条件を断ち切るだけで、お風呂掃除の負担は劇的に軽くなりますよ。

カビ予防の3つの習慣
  • 入浴後に冷水シャワーで壁・床の温度を下げ、汚れも洗い流す
  • 換気扇は入浴中以外24時間つけっぱなしにする
  • 週1回、中性洗剤と柔らかいスポンジで床を軽く撫で洗いする

まず実践してほしいのが、お風呂上がりの「1分間シャワー習慣」です。
最後にお風呂を出る人が、壁や床全体に冷水のシャワーをサッとかけて、浴室内の温度を一気に下げましょう。
同時に飛び散った泡や皮脂汚れも流せるので、カビの栄養分を断つことにもつながります。

そして何よりも肝心なのが「換気」です。浴室の換気扇は、入浴中以外は24時間つけっぱなしにするのが理想的です。

さらに、週1回ほど中性のお風呂用洗剤と柔らかいスポンジで床全体を軽く撫で洗いし、蓄積しやすい皮脂汚れをリセットしてあげてください。
こうした日々の小さな積み重ねが、何年たってもピカピカなお風呂の床を保つ最高の秘訣だと思います。

変色を直すプロの業者に依頼した際の料金

白くなったお風呂の床の補修やコーティングをプロの業者に依頼した様子

自力での復旧は難しいけれど、賃貸の退去前にどうしても直さなければならない、あるいは持ち家のお風呂をリセットしたいという場合は、浴室リペア(補修)や特殊クリーニングの専門業者に依頼することになります。
やはり気になるのはその費用ですよね。
床の変色補修を業者に頼んだ場合の一般的な料金相場は、おおよそ5万円〜10万円程度が目安とされています(補修範囲や工法により変動します)。

プロの業者が行う補修には、大きく分けて2つのアプローチがあります。

  • 1 浴室塗装(カラーリング)

    専用の強靭なウレタン樹脂塗料を吹き付けて、新品のような色ツヤに仕上げる方法です。

  • 2 浴室床シート施工

    変色した床の上からクッション性のある専用シートを強力に貼り付ける方法です。

いずれも高い技術力と専用機材が必要なため、安い金額ではありません。
しかし、床の変色を理由にユニットバス全体を丸ごと交換するリフォーム工事(数十万円〜)に比べれば、大幅に費用を抑えられます。
業者を選ぶ際は、複数社から相見積もりを取って施工方法・保証内容・料金をしっかり比べることをおすすめします。

カビキラーでの床の変色に関するよくある質問

ここからは、お風呂の床がカビキラーで白くなってしまった際によくある疑問をまとめました。
気になる項目をタップして確認してみてくださいね。

カビキラーでお風呂の床が白く変色する原因は何ですか?

カビキラーに含まれる強力なアルカリ成分(次亜塩素酸塩・水酸化ナトリウム)が、床のプラスチック素材やFRP表面のコーティングと化学反応を起こし、素材そのものを漂白・劣化させてしまうことがおもな原因です。

クエン酸やサンポールを使えば元に戻りますか?

石鹸カスなどアルカリ性の汚れが白く固まったものであれば酸性洗剤で落ちますが、カビキラーで素材自体が脱色・変質してしまった場合は、クエン酸やサンポールを使っても元に戻すことはできません。さらに塩素系成分の残留と混ざると有毒ガス発生の危険があるため、安易な使用は厳禁です。

メラミンスポンジでこすって白い跡を消せますか?

表面をごく薄く削ることで一時的に目立たなくなるケースもありますが、床の防カビ・撥水コーティングまで一緒に剥がしてしまうため、その後さらに汚れやカビが付きやすくなるリスクがあり推奨されません。

賃貸物件で床を変色させた場合、どうすればいいですか?

自己判断で市販の塗料を塗ると原状回復がさらに困難になり、トラブルが拡大する可能性があります。まずは正直に管理会社や大家さんへ報告し、指示を仰ぐのが最も安全な対応です。火災保険の特約が使えるケースもあるので、あわせて確認してみましょう。

カビキラーの代わりに使える安全な洗剤はありますか?

酸素系漂白剤のオキシクリーンがおすすめです。塩素系に比べて床素材へのダメージが格段に少なく、刺激臭もないため安心して使えます。ただし頑固な黒カビには力不足なので、局所的なカビにだけカビキラーを短時間使うのが賢い使い分けです。

お風呂の床がカビキラーで白くなる問題のまとめ

変色トラブルを解決して綺麗になったお風呂でリラックスする女性

いかがでしたでしょうか。
今回はカビキラーの放置によるお風呂の床の変色について詳しくお伝えしてきました。
最後に、この記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。

記事のポイント
  • お風呂の床がカビキラーで白くなるおもな原因は主成分の漂白作用と素材の劣化である
  • 汚れではなく化学的な脱色・変質のため簡単に元に戻すことはできない
  • 液だれの跡の形で白くなっている場合はアルカリ焼けの可能性が高い
  • 素材が脱色した状態ではサンポールやクエン酸で中和しても効果はない
  • 賃貸物件で変色させた場合は自分で直そうとせずすぐに管理会社へ連絡する
  • メラミンスポンジで削ると保護コーティングが剥がれ汚れやすくなる
  • 市販塗料を使った浴室床のDIY塗装は剥がれやすく難易度がとても高い
  • カビキラーは規定の放置時間(数分〜最長30分)を必ず守ることが鍵
  • 使用後は冷水やぬるま湯で成分が残らないようたっぷりと洗い流す
  • 床を傷めたくない場合は酸素系漂白剤のオキシクリーンを活用すると安心
  • 日常的にお風呂上がりには冷水をかけ換気を徹底してカビを防ぐ環境を作る
  • どうしても直したい場合は浴室リペアの専門業者への依頼を検討する
  • 専門業者による塗装やシート施工の料金相場は約5万円〜10万円程度である
  • 本記事の対処法や料金はあくまで一般的な目安である
  • 修繕等を行う際は公式サイトで正確な情報を確認し最終判断は専門家に相談すること
Yumi

最後まで読んでいただきありがとうございました!お風呂掃除は失敗から学ぶことも多いですよね。一緒に綺麗なお風呂を保っていきましょう!