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こんにちは。洗濯noteの運営者の「ゆぅみ」です。
「せっかくの開放的な吹き抜け、ただの飾りにしておくのはもったいない!」「もっと有効活用して、あふれる洗濯物をなんとかしたい…」
そんなふうに天井を見上げながらため息をついている方、いらっしゃいませんか?
実は私も、かつては同じ悩みを持っていました。3人の子供たちが毎日出す洗濯物の山は、雨の日や花粉の時期になるとリビングを占拠し、足の踏み場もない状態に…。
「吹き抜けに干せれば、邪魔にならないし早く乾くのに」と思いながらも、「壁に穴を開けて失敗したらどうしよう」「素人のDIYで落ちてきたら危ない」という不安から、なかなか一歩を踏み出せずにいたのです。
しかし、勇気を出してリサーチと実践を重ねた結果、今では吹き抜けが「我が家の最強のランドリールーム」に生まれ変わりました。
この記事では、元・洗濯嫌いの私が実際に試行錯誤してたどり着いた、吹き抜け空間を最大限に活かすDIYアイデアのすべてを、失敗談も交えながら包み隠さずお伝えします。
業者に頼めば数万円かかる工事も、正しい知識と道具があれば、数千円で、しかも自分好みのデザインで実現可能です。
この記事を読み終える頃には、あなたの家の吹き抜けが、家事を劇的にラクにする魔法の空間に見えてくるはずですよ。
- 吹き抜けの特性を活かした具体的なDIYアイテムと設置方法
- インテリアを損なわないおしゃれな物干しアイデア
- DIY初心者でも失敗しないための下地確認と安全対策
- 毎日の家事が劇的に楽になる動線と乾燥効率の考え方
吹き抜けに洗濯物干しをDIYするおすすめの方法と実例

吹き抜け空間は、単に「高い場所」というだけではありません。暖かい空気が上昇する「煙突効果」を利用できるため、家の中で最も洗濯物が乾きやすい、まさに天然の乾燥室なのです。
ここでは、私が実際に検討し、導入してよかったと感じるDIYメソッドを6つ厳選してご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを理解して、あなたのライフスタイルに最適な方法を見つけてください。
- 必要な時だけ使えるワイヤータイプでスッキリ見せる
- アイアンバーを設置しておしゃれな空間を演出
- ホスクリーンなどの昇降式を活用して利便性をアップ
- 手すりや腰壁を有効活用してコストを抑える
- 突っ張り棒を使う場合の落下防止と安全対策
- 賃貸でも安心なディアウォールを使った設置アイデア
必要な時だけ使えるワイヤータイプでスッキリ見せる
「リビングから見上げた時に、物干し竿が常に見えているのは絶対に嫌!」
そんなインテリア重視の方に私がまずおすすめしたいのが、収納式の物干しワイヤーです。中でも森田アルミ工業の「pid4m」という製品は、私たちのようなDIY好き主婦の間ではもはや伝説級の神アイテムと言えます。
普段は壁に設置された小さな白いボックスの中にワイヤーが収納されており、まるで空気のように存在感を消しています。洗濯物を干したい時だけ、シュルシュルっとワイヤーを引き出し、反対側の壁に取り付けたフックに引っ掛けるだけで、あっという間に4メートルの物干しスペースが誕生するのです。
私が実際に使ってみて感動したのは、その「静かな佇まい」です。一般的な物干し金物はどうしても「生活感」の塊になりがちですが、このワイヤータイプなら、急な来客があってもワイヤーを戻すだけで「何もなかったこと」にできます。これは、リビングと一体化していることが多い吹き抜け空間において、最強のメリットだと言えるでしょう。
ただし、DIYで設置する際にはいくつか注意点があります。
まず、ワイヤーには最大で10kg(pid4mの場合)もの荷重がかかるため、本体側とフック側の両方に、柱や間柱といった強固な下地が必須です。石膏ボード用アンカー程度では、濡れた洗濯物の重みとワイヤーの張力に耐えきれず、壁ごと剥がれ落ちる危険性があります。
また、ワイヤー特有の「たわみ」も計算に入れる必要があります。洗濯物を中央にたくさん干すと、どうしても重みでワイヤーがV字にたわんでしまい、洗濯物同士が寄って乾きにくくなることがあります。
これを防ぐためには、ハンガーの間隔を固定できるグッズを併用するか、あえて少し間隔を広めに干すといった工夫が必要です。「見栄え」と「実用性」のバランスを取りながら、スマートな洗濯ライフを目指す方には最適の選択肢です。
アイアンバーを設置しておしゃれな空間を演出
最近のインスタグラムやルームツアー動画などでよく見かけるのが、天井や梁(はり)に黒や白のアイアンバー(鉄製の棒)を固定するスタイルです。
これは単なる物干しというよりも、「見せる収納」としての側面が強く、あえて洗濯物を干していない時でもインテリアのアクセントとして機能します。
まるでセレクトショップのディスプレイのような雰囲気が出るため、観葉植物を吊るしたり、お気に入りの洋服をかけたりと、洗濯以外の用途でも楽しめるのが魅力です。
既製品でも多くのサイズが販売されていますが、minneやCreemaなどのハンドメイドマーケットで、自宅の吹き抜けの幅に合わせたオーダーメイド品を注文するのも人気です。コの字型やL字型など、設置場所に合わせて形状を選べるのもDIYならではの楽しみ方でしょう。
しかし、アイアンバーのDIY設置は、実は難易度が少し高めです。
最大の難関は「天井の下地探し」です。壁と違って天井はずっと上を向いて作業しなければならず、脚立に乗った不安定な状態で、正確に野縁(のぶち)と呼ばれる木材の位置を特定しなければなりません。
もしビスを打つ場所が数ミリでもずれて下地を外してしまうと、アイアンバー自体の重さと洗濯物の重さで落下事故につながります。アイアンバー自体が金属の塊ですから、落下した時の危険度は他のアイテムの比ではありません。
成功の鍵は、長めのビス(コーススレッド)を使って、確実に梁や野縁の芯を捉えることです。
電動ドライバーを使って「ガガガッ」とビスが入っていくあの手応えを感じられた時は、DIYerとして最高の快感を得られますよ。
設置後の見た目の満足度は間違いなくNo.1ですので、しっかりとした準備と安全確保ができる方には、ぜひ挑戦してほしいスタイルです。
ホスクリーンなどの昇降式を活用して利便性をアップ

吹き抜けを活用したいけれど、「天井が高すぎて手が届かない」という物理的な問題に直面している方も多いはずです。
そんな悩みを技術力で解決してくれるのが、川口技研の「ホスクリーン」やパナソニックの「ホシ姫サマ」に代表される、昇降式の物干しシステムです。
これらは、操作棒(クランクハンドル)や紐を使って、物干し竿の高さを自由に変えられる優れものです。
洗濯物を干す時は、自分の腰や胸の高さまで竿を降ろして作業し、干し終わったら天井近くの高い位置まで一気に引き上げる。これにより、普段は邪魔にならないデッドスペースを有効活用しつつ、最も暖かい空気が溜まる天井付近で効率的に乾燥させることができます。
特に私が「これは助かる!」と感じたのは、重い濡れた洗濯物を持ち上げて干すという動作がなくなる点です。
普通の物干し竿だと、どうしても腕を高く上げ続ける必要があり、四十肩や五十肩の時期には辛い作業になります。しかし昇降式なら、無理のない姿勢で干せるため、身体への負担が劇的に減ります。まさに「3児の母」の味方です。
DIYでの取り付けに関しては、製品自体の重量があるため、下地の強度がよりシビアに求められます。
メーカーの公式情報によると、例えばホスクリーンの場合、目安荷重は15kg(竿1本あたり)とされています。
(出典:川口技研『室内用物干し竿 QL型』公式製品情報)
この荷重を支えるためには、天井の野縁に確実にビスを打ち込む必要があり、場合によっては天井裏に入って補強を入れる工事が必要になることもあります。
もしDIYに自信がない場合は、この部分だけプロの大工さんに依頼するのも賢い選択です。
費用はかかりますが、毎日の快適さと安全性を買えると思えば、決して高い投資ではありません。電動タイプを選べば、リモコン一つで操作できる未来感も味わえますよ。
手すりや腰壁を有効活用してコストを抑える
「壁や天井に穴を開けるのは、やっぱり抵抗がある…」
「もっと手軽に、今すぐできる方法はないの?」
そんな慎重派の方におすすめなのが、吹き抜けに面した2階の廊下やホールにある「手すり」や「腰壁」をそのまま利用する方法です。
この方法の最大のメリットは、何と言っても「コストパフォーマンス」と「手軽さ」です。
ホームセンターや100円ショップで販売されている、大型の布団バサミや、手すりに引っ掛けるタイプの物干しラックを使えば、工具一切不要でその日から物干しスペースとして稼働させることができます。
例えば、ニトリやカインズなどで売られている「ベランダ手すり用物干し」は、厚みのある屋内手すりにも取り付け可能なものが多く、バスタオルやシーツなどの大物を干すのに最適です。
また、手すりと手すりの間に市販の物干し竿を渡すだけでも、簡易的な物干し場が完成します。その際は、竿が転がり落ちないように、結束バンドや滑り止めシートで固定する工夫を忘れないでください。
ただし、注意点としては「手すりの傷つき」と「見た目」です。
頻繁にハンガーや金具を引っ掛けていると、手すりの塗装が剥げたり、木部に傷がついたりすることがあります。これを防ぐために、接触部分にあらかじめマスキングテープや養生テープを貼っておくことを強くおすすめします。
また、廊下という生活動線上に洗濯物がある状態になるため、通るたびに洗濯物を避けなければならず、プチストレスになる可能性もあります。
「夜干して朝取り込む」といった時間帯のルールを決めるか、家族の通行が少ない場所に限定するなど、運用面での工夫が必要になるでしょう。とはいえ、初期費用ほぼゼロで始められるこの方法は、DIYの第一歩として最適です。
突っ張り棒を使う場合の落下防止と安全対策

DIYの王道アイテム「突っ張り棒」ですが、実は吹き抜けでの使用には最も注意が必要です。
「突っ張り棒が落ちてきた!」というトラブルは後を絶たず、特に吹き抜けのような高所から落下した場合、床のフローリングを凹ませるだけでなく、下にいる人に当たれば大怪我につながるからです。
一般的なバネ式の突っ張り棒は、内部のバネの反発力だけで支えているため、時間とともに突っ張る力が弱まったり、壁紙の滑りで徐々にずり落ちたりすることがよくあります。
そこで、吹き抜けで突っ張り棒を使うなら、必ず「ジャッキ式」の強力タイプを選んでください。平安伸銅工業などのメーカーから出ている耐荷重数十キロクラスの製品であれば、かなりの安定感があります。
さらに重要なのが、「落ちないための補助パーツ」の併用です。
最近では、ホッチキスや細いピンで壁に固定できる「突っ張り棒ガード」や「受け具」が多数販売されています。これらを壁に取り付け、その上に突っ張り棒のエンドキャップをハメ込むことで、摩擦力だけでなく物理的な支えを作ることができます。
壁へのダメージを最小限(画鋲の穴程度)に抑えつつ、落下リスクを劇的に減らせるこの方法は、賃貸派にも持ち家派にも強く推奨できるテクニックです。
また、設置する際は必ず「壁の強度が強い場所」を選んでください。
石膏ボードの壁の何もない部分に強力に突っ張ると、壁自体を突き破って穴を開けてしまうことさえあります。必ず柱や間柱が入っている場所を探し、そこを狙って突っ張るのが鉄則です。
「ただ回して突っ張るだけ」と思われがちですが、実は奥が深く、正しい知識が必要なのが突っ張り棒の世界なのです。
賃貸でも安心なディアウォールを使った設置アイデア
「壁にビスも打てないし、ちょうどいい位置に手すりもない…」
そんな八方塞がりな状況を打破してくれる救世主が、「ディアウォール」や「ラブリコ」といった2×4(ツーバイフォー)材用のアジャスターです。
これは、ホームセンターで安価に手に入る2×4木材の上下にパーツを装着し、床と天井の間で突っ張らせることで、部屋の中に「新しい柱」を作り出すDIYパーツです。
この柱には、遠慮なくビスを打っても、釘を打っても、ペンキを塗っても構いません。だって、家の壁ではないのですから!
吹き抜けの手前や、2階ホールの壁際にこの柱を2本立て、その間に物干し竿受けを取り付ければ、建物には傷一つつけずに、頑丈でオリジナリティあふれるランドリースペースが完成します。
柱の色をワックスで古材風に仕上げたり、余ったスペースに棚を作って洗剤置き場にしたりと、カスタマイズの自由度は無限大です。
制作のポイントは、木材の長さのカットです。
ディアウォールなら「設置場所の高さマイナス40mm(製品による)」など、指定された長さに正確に木材をカットする必要があります。ノコギリ作業が不安な方は、ホームセンターの木材カットサービスを利用しましょう。数十円でプロがミリ単位で正確にカットしてくれます。
設置場所を変えたくなったら、突っ張りを緩めて移動させるだけ。
引越しの際も木材ごと持っていけるため、長く使い続けられるサステナブルなDIYと言えます。
「賃貸だから無理」と諦めていた方こそ、この方法で理想の洗濯空間を手に入れてみてください。
吹き抜けの洗濯物干しDIYにおける注意点と失敗回避策

ここまでワクワクするようなDIYアイデアをご紹介してきましたが、ここからは少し真面目な「リスク管理」のお話です。
吹き抜けという特殊な場所でのDIYは、失敗すると修復が大変なだけでなく、怪我や事故につながる可能性があります。
私が実際に失敗しかけた経験や、プロの大工さんから聞いたアドバイスをもとに、絶対に押さえておくべき6つのポイントをまとめました。
これを知っているかどうかで、あなたのDIYの成功率は0%から100%へと変わると言っても過言ではありません。
- 壁の下地探しは必須!強度の確認方法と補強
- 高所作業のリスク管理と安全な足場の確保
- 空気の流れを意識して乾燥効率を高めるコツ
- 洗濯物の落下や水垂れを防ぐための対策
- 毎日の動線をシミュレーションして場所を決める
- 吹き抜けの洗濯物干しDIYで快適な暮らしを実現しよう
壁の下地探しは必須!強度の確認方法と補強
DIYにおける最大の失敗原因、それは「下地のない場所にビスを打ってしまうこと」です。
日本の住宅の壁の多くは「石膏ボード」という脆い板でできています。この板は画鋲程度なら刺さりますが、重いものを支える力は全くありません。ここに物干し金具をビス留めしても、洗濯物を掛けた瞬間に「ズボッ」とビスが抜け落ち、壁には無惨な大穴が残るだけです。
物干しを固定するためには、石膏ボードの裏にある「間柱(まばしら)」や「柱」という木の骨組みを探し当てる必要があります。
日本の木造住宅では、一般的にこれらの柱は303mmまたは455mmの間隔で並んでいます。この法則を知っているだけでも、闇雲に探すよりずっと効率的になります。
確実に下地を見つけるための「三種の神器」をご紹介します。
| アイテム名 | 特徴と使い方のコツ |
|---|---|
| 下地探しセンサー | 壁に当ててスライドさせると、柱がある場所で「ピーッ」と音や光で知らせてくれます。まずはこれで大まかな位置を特定します。 |
| 下地探し針(どこ太など) | 細い針を壁に物理的に突き刺します。手応えがなく「スカッ」と入れば石膏ボードのみ、途中で「ガチッ」と止まればそこに柱があります。センサーの後の最終確認に必須です。 |
| 強力磁石 | 石膏ボードはビス(鉄)で柱に固定されています。強力な磁石を壁に這わせると、ビスの頭に吸い付きます。つまり、磁石がつく場所の縦ラインには必ず柱があるという証拠になります。 |
注意点
もしどうしても設置したい場所に下地がない場合は、「ボードアンカー」などの補強材を使う手もありますが、重量のある洗濯物干しには強度不足な場合が多いです。
その際は、下地のある2箇所の柱に渡すように「ベース板(化粧板)」を一旦取り付け、その板の上に金具を設置するという方法が最も確実で安全です。プロもよく使うテクニックなので、ぜひ覚えておいてください。
高所作業のリスク管理と安全な足場の確保
吹き抜けの天井や高い位置の壁にDIYをする際、絶対に軽視してはいけないのが「転落リスク」です。
「ちょっと椅子に乗れば届くだろう」「脚立の天板に乗ればギリギリいける」といった油断が、一生後悔する大事故を招きます。
特に吹き抜けの場合、2階のホールから身を乗り出して作業するケースもあるかもしれませんが、これは自殺行為です。
重心が少しでも崩れれば、1階まで真っ逆さまに落下します。私自身、脚立の上で電動ドライバーを使っていた時、ネジを押し込む反動でバランスを崩しかけ、冷や汗が止まらなかった経験があります。
安全に作業するためには、以下のルールを徹底してください。
まず、作業場所の高さに適した十分な高さのある脚立を用意すること。決して最上段(天板)には乗らないでください。
そして、可能であれば「足場板」を使って安定した作業スペースを確保すること。これが難しければ、無理に天井付近への設置を目指さず、手の届く範囲(手すりや腰壁、ディアウォールなど)でのDIYに切り替える勇気も必要です。
また、絶対に一人で作業しないこと。
必ず家族に脚立を支えてもらい、道具の受け渡しを手伝ってもらいましょう。
「ドライバー落とした!」「ビス落とした!」という時、下に人がいれば拾ってもらえますが、一人だとまた脚立を降りて登って…の繰り返しで体力を消耗し、注意力が散漫になります。
DIYは安全第一。これは鉄則です。
空気の流れを意識して乾燥効率を高めるコツ

「物干し竿は設置できた!でも、なんだか乾きが悪い…」
そんな事態に陥らないために意識してほしいのが、空気のマネジメントです。
洗濯物が乾く原理は単純で、「湿った空気が風で飛ばされ、乾いた空気に入れ替わる」ことの繰り返しです。つまり、風が動かない淀んだ場所では、いくら吹き抜けでも乾きません。
吹き抜けは縦に長い空間なので、冬場は暖房の暖かい空気が天井付近に溜まります。これは乾燥には好都合ですが、夏場は逆に湿気を含んだ重い空気が滞留してしまうこともあります。
そこで活躍するのが「シーリングファン(天井扇)」です。
これを回すことで、溜まった空気を撹拌し、常に洗濯物に微風が当たっている状態を作り出せます。もしシーリングファンがない場合は、1階から「サーキュレーター」を真上に向けて稼働させてください。
また、洗濯物同士の「干し方」も重要です。
洗濯物の間隔は最低でも「こぶし1個分(約10cm〜15cm)」は空けるようにしましょう。
さらに、長い衣類(ズボンやバスタオル)と短い衣類(下着や靴下)を交互に干す「アーチ干し」や「長短干し」を意識すると、間に風の通り道ができて乾燥スピードが格段に上がります。
我が家では、湿度が上がりやすい梅雨時期には、あえて除湿機を吹き抜けの下に置いて稼働させています。
「DIYで作った場所+空気の流れを作る工夫」、このセットで初めて、生乾き臭知らずの快適なランドリースペースが完成するのです。
洗濯物の落下や水垂れを防ぐための対策
吹き抜けならではのリスクとして、「落下物」と「水滴」があります。
2階の吹き抜け部分に干している時、うっかり手が滑ってハンガーごと洗濯物を落としてしまったら…。
もしその真下に、くつろいでいる家族がいたり、食事中のダイニングテーブルがあったりしたら、大惨事ですよね。
「自分は気をつけるから大丈夫」と思っていても、プラスチック製の洗濯バサミが劣化して突然「パチン!」と割れ、洗濯物が爆撃のように降ってくることは実際に起こります。
そのため、物干しの設置場所を決める際は、「直下が人が長時間滞在する場所ではないか(ソファやベッドの上ではないか)」「濡れて困る家電や家具がないか」を入念にチェックしてください。
また、洗濯機から出したばかりの洗濯物は、意外と水分を含んでいます。
ポタポタと水滴が垂れると、1階のフローリングを傷めたり、滑って転ぶ原因になったりします。
これを防ぐためには、洗濯機の脱水時間を通常より1〜2分長く設定するか、部屋干し専用の洗剤を使って水切れを良くするなどの対策が有効です。
我が家では、念のため吹き抜けの真下エリアには、すぐに洗えるラグを敷いています。
これなら万が一水が垂れても床を守れますし、落下物が落ちた時の衝撃吸収材にもなります。
「もしも」を想定したゾーニングが、家族全員の平和を守ります。
毎日の動線をシミュレーションして場所を決める

DIYで素晴らしい物干しスペースができても、そこに行くのが面倒だったら、結局使わなくなってしまいます。
「洗濯機から取り出す」→「運ぶ」→「干す」→「取り込む」→「畳む」→「しまう」。
この一連の動作(洗濯動線)がスムーズに流れるかどうかが、家事ラクの最大のポイントです。
例えば、洗濯機が1階にあって、干す場所が2階の吹き抜け、収納場所(クローゼット)が1階にある場合。
「重い濡れた洗濯物を持って階段を上がり、乾いたらまた持って降りる」という往復運動が毎日発生します。これはかなりの重労働です。
この場合、干す場所を1階から手の届く吹き抜けエリアにするか、あるいは「乾いた洗濯物は2階のホールで畳んで、そのまま2階の各部屋に配る」という収納計画の見直しとセットで考える必要があります。
逆に、2階にお風呂と洗濯機があるお家なら、吹き抜け干しは動線的に最高です。
重力に逆らわずに横移動だけで完結するため、毎日の負担は最小限になります。
DIYに取り掛かる前に、一度空の洗濯カゴを持って、家の中を歩き回ってみてください。
「ここで洗って、ここで干して、ここで畳む…」とブツブツ言いながらシミュレーションすることで、「あ、こっちの壁に付けた方が便利かも!」という新たな発見が必ずあります。
見た目のかっこよさだけでなく、「自分の身体がいかに楽できるか」を最優先に設計しましょう。
Q. 吹き抜けに洗濯物を干すと家がカビやすくなりませんか?
A. 適切な換気を行えば、過度に心配する必要はありません。むしろ冬場などは、洗濯物の水分が加湿器代わりになり、乾燥しがちな室内の湿度を快適に保つ効果も期待できます。ただし、湿った空気が一箇所に留まるとカビの原因になるため、シーリングファンやサーキュレーター、換気扇を併用して空気を動かし続けることが大切です。不安な方は、湿度計を設置して湿度60%以下を目安に管理することをおすすめします。
Q. 賃貸でも壁に穴を開けずに吹き抜けを活用できますか?
A. はい、十分に可能です。記事内でご紹介した通り、壁に傷をつけない「突っ張り棒(落下防止対策必須)」や、2×4材を使って柱を立てる「ディアウォール・ラブリコ」などのDIYパーツを使えば、原状回復が必要な賃貸住宅でも、壁や天井を傷つけずに自分だけの物干しスペースを作ることができます。また、既存の手すりに引っ掛けるタイプの物干しラックも非常に有効です。
Q. 物干しワイヤー「pid4m」は石膏ボードの壁にも付けられますか?
A. いいえ、石膏ボードのみの場所には絶対に取り付けできません。ビスが効かずに脱落する危険性が極めて高いです。必ず石膏ボードの奥にある「下地(木材や軽量鉄骨)」を探し出し、そこに長いビスを打ち込む必要があります。もし下地がない場所に付けたい場合は、専門業者による下地補強工事が必要になるため、DIYでの難易度は非常に高くなります。
Q. 吹き抜けの洗濯物がリビングから見えて生活感が出るのが嫌です。
A. 急な来客時などは特に気になりますよね。対策としては、来客時だけサッと隠せるように天井に「ロールスクリーン」を設置して目隠しをする、あるいは見えてもインテリアの一部になるようなおしゃれな「ステンレス製」や「木製」のハンガーで統一するなどの工夫が効果的です。また、夜に洗濯して夜のうちに干し、朝には取り込む「夜干しスタイル」に切り替えるのも一つの解決策です。
吹き抜けの洗濯物干しDIYで快適な暮らしを実現しよう
吹き抜けを活用した洗濯物干しのDIYは、単なるスペースの有効活用にとどまりません。
それは、雨の日でもコインランドリーに走らなくて済む「時間のゆとり」、乾燥機を使わずに済む「電気代の節約」、そして何より、リビングに洗濯物が散乱しない「心の平穏」をもたらしてくれます。
最初は「壁に穴を開けるのが怖い」「自分にできるかな」と不安に思うかもしれません。
でも、まずは手すりに引っ掛けるだけの簡単な方法から始めて、慣れてきたらディアウォール、そしていつかは本格的なアイアンバー設置へと、少しずつステップアップしていけばいいのです。
この記事でご紹介した知識とノウハウが、あなたの「洗濯ストレス」を解消するきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
さあ、今度の週末は、ホームセンターへ出かけてみませんか?
吹き抜けという最高のキャンバスに、あなただけのランドリースペースを描く楽しみが、そこには待っています。
洗濯物がカラッと乾いた時のあの洗剤のいい香りと達成感を、ぜひ味わってください!







