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こんにちは、洗濯note運営者の「ゆぅみ」です。
「せっかくファーストウォッシュを乗り越えていい感じに穿き込んだのに、2回目の洗濯でまた縮んだらどうしよう…」と、洗濯機の前で立ち尽くして不安になっていませんか?
リジッドデニム(生デニム)を育てる過程において、多くの人が最も神経を使うのが「ファーストウォッシュ(1回目の洗い)」ですが、実は本当に怖いのは、油断してしまいがちな「2回目の洗濯」なのです。
「もう一度洗って縮みきったと思っていたのに、さらにウエストが2cmもきつくなった」「レングス(丈)が短くなって、お気に入りのロールアップができなくなった」という失敗談は、デニム好きの間では決して珍しい話ではありません。実はリジッドデニムは、最初の1回だけでなく、2回目や3回目の洗濯でもサイズ感が変わることがある、非常にデリケートで気まぐれなアイテムなのです。
この記事では、3児の母であり元・洗濯嫌いの私が、大切なデニムのサイズ感を守りながら、清潔に、そして格好良く育てていくための「2回目の洗濯」に関するノウハウを、どこよりも詳しく、分かりやすくお伝えします。
- 2回目の洗濯でも生地が縮んでしまう原因とメカニズム
- サイズ感をキープするための具体的な洗い方と干し方
- 色落ちや型崩れを防ぐための洗剤選びと洗濯頻度
- 乾燥機使用のリスクとどうしても縮めたい場合の裏技
リジッドデニムの洗濯は2回目でも縮みが発生するのか

結論から申し上げますと、リジッドデニムは2回目の洗濯でも縮む可能性が非常に高いです。むしろ、「2回目こそがサイズ安定の分かれ道」と言っても過言ではありません。
多くの人が「ファーストウォッシュ(のり落とし)で糊を落としてお湯で洗ったから、もうこれ以上は縮まないはず」と考えがちですが、それは大きな誤解です。綿(コットン)という天然素材の特性上、生地が完全に安定するまでには、複数回の洗濯と乾燥のサイクルが必要になるケースがほとんどだからです。
ここでは、なぜ2回目以降も縮みが続くのか、その深い理由とメカニズム、そして私たちが警戒すべきポイントについて、専門的な視点を交えながら徹底的に解説していきます。
- ファーストウォッシュの完了度合いと残存収縮率
- 生地の織り方とオンス(厚さ)による縮みの違い
- 2回目の洗濯で大きく縮む危険なNG行動
- ブランドや防縮加工(サンフォライズド)の有無
- 着用によって伸びた生地が元に戻る「キックバック」
- 今後のサイズ変化を予測するための確認方法
ファーストウォッシュで縮みきっていない可能性
1回目の洗濯、いわゆる「ファーストウォッシュ」でリジッドデニムの糊(のり)を落とし、生地を縮める儀式を行いますが、この時の洗い方や環境によっては、生地が限界まで縮みきっておらず、いわゆる「縮み代(ちぢみしろ)」が残っていることが多々あります。
残存収縮率という落とし穴
例えば、ファーストウォッシュを「常温の水」で行ったり、「つけ置き時間が30分程度と短かった」場合、生地の奥深くまで水分が浸透しきらず、繊維が完全に膨らんでいない可能性があります。この状態を専門的には「残存収縮率が高い」状態と呼びます。
この状態で、2回目の洗濯にお風呂の残り湯など少し温かいお湯を使ったり、前回よりも長時間水に浸けたり、あるいは脱水をしっかりかけてしまったりすると、1回目で縮みきらなかった分が一気に縮んでしまいます。「1回洗ったから大丈夫」という安心感こそが、2回目の洗濯で失敗する最大の要因なのです。
デニムブランドの公式見解
実際、デニムの老舗ブランドであるリーバイス®も、公式サイトにて「1回の洗濯で完全に縮みきることは稀」であると明言しています。これは、製品ごとの個体差や洗濯環境の違いを考慮した上での、非常に重要な警告です。
生地の特性上バラつきはございますが、1回の洗濯で完全に縮みきることは稀です。
私の経験上、ファーストウォッシュを優しく丁寧に行ったデニムほど、2回目の洗濯でのサイズ変化が大きくなる傾向にあります。「まだ縮むかも」「まだ完成していない」という警戒心を持って接するのが正解です。
2回目の洗濯で縮むメカニズムと素材の特性
そもそも、なぜデニム生地である「綿(コットン)」は水を通すたびに縮もうとするのでしょうか?そのメカニズムを理解しておくと、洗濯への恐怖心が少し和らぐかもしれません。
綿繊維の「膨潤」と「収縮」
綿の繊維は、植物由来の天然繊維であり、顕微鏡で見るとマカロニのような中空構造(ルーメン)をしています。この空洞部分は水分を非常に吸収しやすく、水を含むと繊維一本一本が太く短く膨らみます。これを「膨潤(ぼうじゅん)」と言います。
そして、洗濯後に乾燥する過程で、膨らんだ繊維から水分が蒸発していく際に、繊維同士が以前よりも高密度に結束しようとする力が働きます。これが「縮み」の正体です。特にリジッドデニム(生デニム)は、防縮加工(サンフォライズド加工)が施されていない、または弱いため、この「膨潤→乾燥→収縮」という性質がダイレクトに現れます。
織り組織の密度変化
また、デニム生地は「綾織り(ツイル)」という構造で織られています。洗濯によって糸が膨らむと、縦糸と横糸の隙間が埋まり、生地全体の密度がギュッと詰まります。これにより、生地の目が詰まり、物理的な寸法が小さくなるのです。
一般的に、リジッドデニムが完全に縮みきってサイズが安定するまでには、「3回程度の洗濯と乾燥のサイクルが必要」と言われています。つまり、2回目の洗濯はまだ「縮みの進行中」であり、決してゴールではないと考えるべきなのです。特に、縦方向(レングス)の縮みは重力に逆らって干さない限り顕著に出やすく、裾上げのタイミングを誤ると「丈が足りない!」という悲劇を招きかねないので注意が必要です。
乾燥機の使用は2回目でも大幅な縮みの原因に

「2回目だからもう生地も安定しているだろう」と油断して、コインランドリーの強力なガス乾燥機や、家庭用のドラム式洗濯機の乾燥機能を使ってしまうのは大変危険です。これは、私が過去に最も後悔した失敗の一つでもあります。
熱と回転によるダブルパンチ
乾燥機がデニムを縮ませる要因は2つあります。1つ目は「高温の熱風」です。60度〜80度近い熱風は、綿繊維に含まれる水分を一気に蒸発させ、繊維を急激に収縮させます。ゆっくり自然乾燥させる場合と比べて、繊維がリラックスする暇なく縮こまってしまうイメージです。
2つ目は「叩きつけ効果(タンブリング)」です。乾燥機はドラムを回転させ、衣類を上から下へと叩きつけることで乾燥させます。この物理的な衝撃が、生地の密度を強制的に高め、特にレングス(丈)を強烈に縮ませます。
革パッチやジッパーへの悪影響
縮むのは生地だけではありません。ウエストの後ろについている「革パッチ(レザーパッチ)」も、熱によって硬化したり、縮んでひび割れたりするリスクがあります。革が縮むと、その周辺の生地も引っ張られて歪んでしまいます。
さらに、生地が縮むことで、縮まない金属部品である「ジッパー」部分が波打つように歪んでしまう(うねりが出る)こともあります。もし、今のサイズ感が気に入っている、あるいは少しタイトだと感じているのであれば、乾燥機の使用は絶対に避けてください。
注意点
乾燥機を使うと、ウエストで約2〜3cm、レングス(股下)で約4〜5cm縮むことも珍しくありません。逆に、「サイズが大きすぎるので意図的に縮めたい」という場合以外は、自然乾燥を徹底しましょう。
着用による「伸び」が洗濯で戻る現象
「縮み」と混同しやすいのが、着用による「伸び」が洗濯によってリセットされる現象です。これは厳密には縮みではありませんが、穿いた時の感覚としては「きつくなった」と感じるため、注意が必要です。
デニムは穿くと伸びる生き物
リジッドデニムは、最初は硬くて窮屈でも、穿き込むことでウエストや太もも、ヒップ周りの生地が引っ張られ、所有者の体型に合わせて伸びてきます。これがデニムの醍醐味である「フィット感」を生み出します。
しかし、2回目の洗濯を行うと、水を通すことで繊維が再び膨潤・収縮し、伸びていた部分が元の(縮んだ)状態に戻ろうとします。これを専門用語で「キックバック」と呼びます。
サイズ選びへの影響
このキックバックにより、洗濯直後は「あれ?太ったかな?」と思うほどウエストが苦しくなることがあります。ですが、これは生地本来の不可逆的な収縮というよりは「形状の復元」に近い現象です。そのため、また我慢して1日〜2日穿いていけば、再び繊維がほぐれて体に馴染み、伸びてくることがほとんどです。
ただし、キックバックにも限界があります。もし洗濯のたびに苦しい思いをするのが嫌であれば、やはり洗濯方法を工夫して、戻りすぎないようにコントロールする必要があります。
洗剤選びが縮みや色落ちに与える影響

2回目の洗濯からは、いよいよ本格的な「汚れ落とし」と「色落ち(エイジング)管理」のバランスが問われるフェーズに入ります。ここでどのような洗剤を選ぶかが、縮みだけでなく、将来的な色落ちの美しさをも左右します。
アルカリ性洗剤のリスク
一般的な洗濯用粉末洗剤の多くは「弱アルカリ性」です。アルカリ性は皮脂汚れや油汚れを落とす力が非常に強いのですが、同時にデニム生地のインディゴ染料や、繊維を守っている油分まで必要以上に奪ってしまう可能性があります。
生地の油分が抜けると、繊維がカサカサに乾燥して硬くなり(ゴワつき)、柔軟性が失われます。柔軟性のない繊維は、乾燥時の収縮ストレスに耐えられず、結果として強い縮みや型崩れを引き起こしやすくなります。
漂白剤と酵素の影響
さらに、「白く洗い上げる」ことを目的とした洗剤には、漂白剤や酵素が含まれていることがあります。これらはリジッドデニムの深みのある濃紺を白っぽく変色させ、全体的にのっぺりとした色落ちにしてしまう原因になります。
お気に入りのデニムを長く、そして理想的なサイズ感で愛用するためには、洗浄力と生地への優しさのバランスが取れた洗剤選びが非常に重要なのです。
洗濯頻度と縮みの関係性について
「洗濯頻度が高いほど縮むのか?」という疑問もよく耳にします。これに対する答えは、「直接的に縮む幅が増えるわけではないが、縮みが完了するまでの期間が短くなる」ということです。
洗うたびに進むサイジング
頻繁に洗うこと自体が、生地を無限に縮ませるわけではありません。綿素材には「最大収縮率」という限界があるからです。しかし、洗う回数が増えれば、それだけ「水を通して乾かす」という収縮のサイクルを短期間に繰り返すことになります。
結果として、サイズが安定するまでのスピードは早まりますが、同時に色落ちのスピードも早まります。生地が常にリフレッシュされ、引き締まった状態を保てるというメリットもありますが、ヒゲやハチノスといったアタリ(色落ちの濃淡)が定着する前に全体の色が落ちてしまうというデメリットもあります。
理想のスタイルに合わせた頻度調整
「バキバキのヒゲ」や「コントラストの強いハチノス」といったメリハリのある色落ちを目指すなら、洗濯頻度は少なめ(数ヶ月に1回など)にして、生地を硬い状態に保ち、シワを定着させるのがセオリーです。
逆に、清潔感を保ち、全体的に淡く綺麗なブルー(ヴィンテージウォッシュ風)に育てたいなら、頻度を高め(数回着用したら洗うなど)に設定します。自分の目指すスタイルと、許容できる縮みのバランスを考えながら、頻度を調整していきましょう。
リジッドデニム洗濯2回目の縮みを防ぐ具体的な方法

ここまで、リジッドデニムが2回目の洗濯でも縮むリスクがあること、そしてその原因について詳しく解説してきました。脅かすようなことばかり言ってしまいましたが、安心してください。正しい知識と手順さえ守れば、この縮みは最小限にコントロールすることが可能です。
ここからは、3児の母として日々大量の洗濯物と格闘し、夫のデニム管理も任されている私が実践している、「リジッドデニム 洗濯 2回目 縮み」を最小限に抑えるための具体的な4つのステップを伝授します。
大切なのは、「生地にストレスを与えないこと」です。温度、洗剤、洗い方、干し方のそれぞれの工程で、デニムを優しくケアしてあげましょう。
- 生地への負担を減らすための裏返しテクニック
- 縮みを進行させない最適な水温設定
- 色落ちと縮みを防ぐ中性洗剤の活用
- 洗濯機のコース選びと脱水時間の短縮
- 重力を利用した縮み防止の干し方
- まとめ:2回目の洗濯を成功させるポイント
ジーンズを裏返して生地への負担を減らす
洗濯機に入れる前に、必ずジーンズを裏返しにしてください。これはもはや「儀式」ではなく、物理的な理にかなった「必須工程」です。面倒くさがらず、ボタンやジッパー(フライ)もしっかりと全て閉めておきましょう。
裏返しがもたらす3つの防御効果
なぜ裏返す必要があるのでしょうか?理由は大きく分けて3つあります。
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| 防御効果 | 理由とメリット |
|---|---|
| 1. 表面の色落ち(アタリ)を防ぐ | 洗濯槽の壁面や回転翼とデニムの表面が直接擦れるのを防ぎます。これにより、意図しない場所が白くなったり、不自然な線が入るのを阻止し、内側の見えない面を摩擦の身代わりにできます。 |
| 2. 金具と洗濯機の保護 | リベットや金属ボタンが洗濯槽にガツガツ当たるのを防ぎます。ジーンズ自体の損傷を防ぐだけでなく、洗濯槽への傷や異音の発生も抑えることができます。 |
| 3. 生地へのダメージと縮みの軽減 | 表面の繊維が直接水流に強く揉まれるのを防ぐことで、繊維の毛羽立ちを抑えます。生地全体にかかる物理的なストレスが減るため、結果として不要な縮みも軽減されます。 |
これは2回目に限らず、デニム洗濯の基本中の基本ですので、必ず実践しましょう。特にリジッドデニムは生地が硬いため、そのまま洗うと洗濯機の中で偏りやすく、エラーの原因になることもあります。裏返すことで生地が多少しなやかになり、洗濯機への馴染みも良くなります。
お湯ではなく常温の水を使って洗う

「皮脂汚れをしっかり落としたいから」といって、40度くらいのお湯を使いたくなる気持ちはよく分かります。確かに洗浄力は上がりますが、こと「縮み防止」という観点では、お湯は最大の敵です。
温度と縮みの相関関係
先ほど解説した通り、綿繊維は水を含むと膨張しますが、水温が高ければ高いほど、繊維への水の浸透スピードが上がり、膨張率も高まります。つまり、お湯を使えば使うほど、生地は元気に縮もうとします。
特に2回目の洗濯で「これ以上縮ませたくない」「今のサイズ感をキープしたい」という場合は、必ず「水(常温)」を使用してください。日本の水道水の平均温度(夏場25度前後、冬場10度前後)であれば、急激な縮みを引き起こすリスクは低いです。
冬場の洗濯での注意点
ただし、冬場などで水温が5度を下回るような極端に冷たい水の場合、今度は「洗剤が溶け残る」「皮脂汚れが落ちない」という別の問題が発生します。汚れが落ちないと、酸化して生地を傷めたり、黄ばみの原因になります。
そのため、あまりにも水が冷たい場合は、お湯を少し足して「20度〜30度のぬるま湯」程度に調整するのがベストです。この温度帯であれば、酵素入りの洗剤なども効果を発揮しやすく、かつ生地への熱ダメージも最小限に抑えられます。
蛍光増白剤の入っていない中性洗剤を選ぶ
使用する洗剤選びは、2回目の洗濯において非常に重要です。スーパーやドラッグストアには数多くの洗剤が並んでいますが、適当に選んでしまうと取り返しのつかないことになります。
避けるべき成分:蛍光増白剤
一般的な白物衣類用の洗剤には、白さを際立たせるために「蛍光増白剤(蛍光剤)」が含まれています。これは白いワイシャツなどをパリッと白く見せるには最高ですが、インディゴ染めのデニムにとっては邪魔者でしかありません。
蛍光剤が付着すると、濃紺のデニムが青白く光って見えたり、全体的に白っぽく変色してしまいます。一度付着した蛍光剤は簡単には落ちないので、必ず成分表示を確認し、「蛍光増白剤:無配合」と書かれたものを選びましょう。
おすすめは「おしゃれ着洗い用の中性洗剤」
ベストな選択肢は、「おしゃれ着洗い」用の中性洗剤です。これらはウールやシルクなどのデリケートな素材を洗うために作られており、洗浄力が穏やかで、生地の風合いを守る成分が含まれています。
中性洗剤はアルカリ性洗剤に比べて洗浄力は劣りますが、2回目の洗濯レベルの汚れ(数回着用した程度の皮脂や汗)であれば十分綺麗に落ちます。また、色落ちを抑える効果も高いため、リジッドデニムの濃色を長く楽しみたい方には最適です。
有名なところでは花王の「エマール」やライオンの「アクロン」などが手に入りやすくおすすめです。さらにこだわりたい方は、デニム愛好家向けに開発された「デニム専用洗剤(ウェアハウスや桃太郎ジーンズなどが販売)」を使うと、色落ちを極限まで抑えつつ、汚れだけをしっかり落とすことができますよ。
洗濯機のコース設定と脱水時間の工夫
洗剤を投入したら、次は洗濯機のコース設定です。ここで「標準コース」のボタンをピッ!と押してはいけません。標準コースは、洗浄力と脱水力を重視しているため、デニムにとってはあまりにも暴力的すぎます。
優しく洗うコースを選ぶ
洗濯機には必ず「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着コース」「ソフトコース」といった、水流が優しく、機械的な力が加わりにくいコースが搭載されています。2回目の洗濯では、迷わずこれらの優しいコースを選びましょう。
優しい水流で洗うことで、デニム同士が擦れ合ったり、洗濯槽に叩きつけられたりするのを防ぎ、縮みや型崩れ、変なシワが入るリスクを大幅に減らすことができます。
脱水時間は「1分」が鉄則
そして、最も重要なのが「脱水時間」の設定です。洗濯工程の中で、デニムが一番縮み、かつ強烈なシワが刻まれるのがこの脱水タイムです。
遠心力でギュウギュウに絞られると、生地が縦方向に圧縮され、取れないシワがつくと同時に、縮みが固定されてしまいます。脱水設定は手動で変更し、「1分」、長くても3分以内に設定してください。
1分の脱水だと、取り出した時にまだ水が滴るくらい重いかもしれませんが、それで正解です。むしろ、水分を含んで重い状態の方が、干した時に自重で生地が伸び、縮みを防止できるのです。
直射日光を避けて風通しの良い日陰で干す

洗濯が終わったら、放置せずにすぐに取り出して干します。濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖して生乾き臭の原因になるだけでなく、変なシワが定着してしまいます。干し方一つで、仕上がりのサイズ感は数センチ変わってきます。
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| 手順 | 内容と理由 |
|---|---|
| 1. 手アイロンでシワを伸ばす | 干す前に、ジーンズをパンパンと強く叩いてシワを伸ばします。さらに、縫い目(セルビッジ部分やインシーム)を縦方向にググっと引っ張るようにして形を整えます。このひと手間が、乾燥後の縮みを物理的に防ぎます。 |
| 2. 逆さ吊り干し(バンザイ干し) | 通常のハンガー干しではなく、ピンチハンガーを使って、ウエスト部分を下にし、裾(足首側)を挟んで吊るす「逆さ干し」が最強です。ウエストやポケット周りの厚い生地が下に来ることで、その重みが全体を下に引っ張り、最も縮みやすい縦方向(レングス)の縮みを強力に防いでくれます。 |
| 3. 筒状に広げて干す | 立体的に干すことで空気が通りやすくなります。専用のデニムハンガーを使ったり、ピンチハンガーでウエストを円形に広げるようにして干すと、乾きが圧倒的に早くなり、生乾き臭のリスクも減らせます。 |
| 4. 絶対に陰干し | 直射日光(紫外線)は、濡れたデニムにとっては天敵です。急激な乾燥による縮みはもちろん、インディゴの化学変化による変色(日焼け)を招きます。必ず風通しの良い日陰、または室内で、サーキュレーターなどの風を当てながらゆっくり乾かしましょう。 |
まとめ:リジッドデニム洗濯2回目縮み対策の重要性
ここまで、リジッドデニムの2回目の洗濯における縮みのリスクと、それを徹底的に防ぐためのプロレベルの管理術について解説してきました。
リジッドデニムは生き物のようなもので、2回目、3回目と洗うたびに表情を変え、持ち主の体型や生活習慣に合わせて徐々にサイズが安定していきます。2回目の洗濯で縮んでしまうのは、ある意味でデニムが本来の姿になろうとしている自然な現象であり、エイジングの一過程でもあります。
しかし、意図しない急激な縮みで「穿けなくなる」ことだけは避けなければなりません。今回ご紹介した「裏返し」「常温水」「中性洗剤」「短時間脱水」「逆さ陰干し」という5つのポイントをしっかりと守れば、極端なサイズダウンは確実に防げます。
最後に、よくある質問をまとめました。
Q. 2回目の洗濯でものすごく縮んでしまったのですが、元に戻せますか?
A. 完全に元通りにするのは難しいですが、濡れた状態で引っ張ることで多少の回復は期待できます。もう一度、水またはお湯(少し柔軟剤を入れると繊維が緩みやすくなります)に浸し、軽く脱水(1分)します。その後、縮んでほしくない方向(ウエストなら手を入れて広げる、レングスなら足で裾を踏んで引っ張るなど)に手で強く引っ張ってから、再度逆さ干しをしてみてください。また、穿いているうちに「キックバック」で伸びてくることも期待できますので、少しきつくても頑張って数日穿いてみるのも一つの手です。
Q. 洗剤を使わずに水洗いだけでも大丈夫ですか?
A. 軽い汗程度なら水洗いでも落ちますが、2回目以降は目に見えない皮脂汚れが蓄積している可能性が高いです。皮脂汚れが残っていると、時間の経過とともに酸化し、頑固な黄ばみや悪臭、さらには生地の劣化(股擦れによる破れなど)の大きな原因になります。長く大切に穿きたいのであれば、少量でも良いので中性洗剤を使って、油分を適度に落としてあげることを強くおすすめします。
Q. コインランドリーの洗濯機を使ってもいいですか?
A. コインランドリーの大型ドラム式洗濯機は、一般家庭用よりも水流や叩き洗いの力が非常に強力です。汚れ打ちは抜群ですが、その分生地へのダメージや縮みのリスクも高まります。もし使う場合は、必ず厚手の洗濯ネットに入れて保護するか、可能であれば自宅の洗濯機で「おしゃれ着コース」を使って優しく洗う方が、縮みや不自然な色落ちのリスクを管理しやすいです。もちろん、コインランドリーの乾燥機は絶対NGです。
Q. 次の洗濯(3回目)はいつ頃すればいいですか?
A. これには明確な正解はなく、あなたがどのような色落ちを目指すかによります。清潔さを保ちつつ、全体的に綺麗なブルーにしたいなら「10回着用したら洗う」や「月に1回」ペースで。バキバキのコントラストを目指すなら「半年〜1年は洗わない(リセッシュなどでケア)」という猛者もいます。ただし、夏場に大量の汗をかいた場合は、塩分と油分で生地が傷むため、色落ち云々の前に早めに洗うことがジーンズを長持ちさせる秘訣です。
手間はかかりますが、この手間こそが愛着へと変わります。あなたの体に馴染んだ、世界に一本だけの最高のジーンズに育てるために、ぜひ2回目の洗濯も丁寧に行ってあげてくださいね。






