白いブラウスについてしまった時間がたったトマトソースのシミを見て困惑している女性

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こんにちは。洗濯noteの運営者の「ゆぅみ」です。

毎日繰り返す家事のなかでも、洗濯はもっとも生活に密着した作業ですよね。
ふだんは何気なく洗濯機のスタートボタンを押しているけれど、「すすぎの回数って、本当にこのままで大丈夫なのかな?」と気になったことはありませんか?

とくに最近は、すすぎを3回に増やす洗い方が注目を集めていて、肌への優しさやニオイ対策の面でメリットがあると話題になっています。
一方で、「水道代がぐんと上がってしまうのでは?」「ドラム式でも縦型でも同じように効果が出るの?」「時間はどのくらいプラスされるの?」など、実践前に解消しておきたい疑問もたくさんありますよね。

Yumi

肌がデリケートなお子さんのいるご家庭では、赤ちゃんの衣類にすすぎ3回が本当に必要なのかや、アトピー・肌荒れ対策として効果があるのかを真剣に調べているお母さんも多いようです。

さらに、いざ実行しようとすると「柔軟剤はどのタイミングで入れたらいいの?」という実践的な疑問にぶつかる方も少なくありません。

実をいうと、すすぎの回数をあえて多くすることには、単純に汚れを落とすだけではない大きな意味があります。
繊維の奥に残った洗剤成分から肌を守ったり、何度洗っても消えないイヤな衣類のニオイを根元からリセットしたりと、想像以上の効果が期待できるんです。

私自身、節水タイプの洗濯機に買い替えてからタオルのゴワつきや家族の肌のチクチク感が目立つようになり、思い切ってすすぎ設定を見直したところ、仕上がりの違いに驚かされました。
この記事では、私が試行錯誤するなかで実感したコストや手間のリアルな実情から、忙しい毎日でも取り入れやすい設定テクニックまで、くわしくお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、きっと今日からの洗濯がもっと快適で安心なものに変わるはずですよ。

記事のポイント
  • すすぎ回数を増やすことで得られる肌へのメリットと洗浄効果
  • すすぎ2回と3回で変わる水道代の具体的なコスト比較
  • 柔軟剤の効果的な使い方と正しい投入タイミング
  • 時間とコストを節約しながらすすぎ効果を高める実践的なコツ

洗濯のすすぎ3回で得られるメリットと水道代への影響

トマトソースの染み抜きに必要な食器用中性洗剤や粉末の酸素系漂白剤などのアイテム一式

すすぎの回数を3回にすることで具体的にどんなメリットがあるのか、そして家計に直結する水道代はどれくらい変わるのかを詳しくお伝えしていきます。
肌トラブルの予防からドラム式・縦型洗濯機の違いまで、知っておきたい基礎知識をまとめました。

この見出しで解説する内容
  • すすぎ3回が敏感肌・アトピー肌を守る理由
  • ドラム式と縦型洗濯機のすすぎ性能の違い
  • すすぎ2回から3回に増やすと水道代はいくら変わる?
  • 柔軟剤を入れる正しいタイミング
  • タオルの黄ばみ・生乾き臭をすすぎ3回で解消する方法
  • 洗剤の溶け残りを防ぐ適切な水量の目安

すすぎ3回が敏感肌・アトピー肌を守る理由

肌トラブルの原因は、意外なところに潜んでいることがあります。
ここでは、洗濯のすすぎ回数と肌への影響について掘り下げていきます。

繊維の奥に残る「見えない洗剤成分」のリスク

すすぎの回数を3回に設定する一番大きなメリットは、衣類の繊維に残ってしまう「残留洗剤」を可能なかぎり少なくできることだと私は感じています。
市販の洗濯洗剤には、皮脂や泥といった頑固な汚れを分解するための強力な界面活性剤が含まれています。
すすぎ1回や2回の標準設定でも、洗い上がりの衣類は見た目にはきれいですし、いい香りもしますよね。
けれど、ミクロの視点で見ると、繊維の奥深くに目では確認できない洗剤成分や汚れの微粒子が残っているケースは珍しくないんです。

発汗と体温で溶け出す刺激物質

この残留洗剤が、日常生活のなかで汗をかいたり体温で温まったりしたタイミングで繊維から少しずつ溶け出し、直接肌に触れることで、チクチクしたかゆみや赤み、さらには接触性皮膚炎といったアレルギー反応を誘発することがあります。
とりわけ赤ちゃんの皮膚は大人のおよそ半分の薄さしかなく、バリア機能もまだ十分に発達していないため非常にデリケートです。
アトピー性皮膚炎やひどい乾燥肌をお持ちの方にとっても、下着やタオルに残ったわずかな成分が、毎日の不快感や症状を悪化させる引き金になりかねません。

Yumi

以前、子どもがお風呂上がりにタオルで体を拭いた途端「かゆい」と言い出したことがあり、すすぎ途中の水をのぞいてみたことがあるんです。

すると、2回目のすすぎの段階でも水がうっすら白く濁り、こまかな泡が浮いていました。
そこで試しにすすぎを3回に変えてみたところ、3回目の水はすっかり透明で泡もゼロに。
そのタオルで体を拭いた子どもの「かゆい」もぴたりとなくなったんです。
肌への優しさを最優先にするなら、洗浄力がマイルドな洗剤に替える前に、まずはすすぎ回数を増やして物理的に洗い流し切るアプローチがとても有効だと、この経験で確信しました。

すすぎ3回は、洗剤を変えなくても「残った成分を徹底的に流す」ことで、敏感肌・赤ちゃん・アトピー肌の刺激リスクを大きく下げられる方法です。

ドラム式と縦型洗濯機のすすぎ性能の違い

染み抜き前に衣類へのダメージを防ぐために必ず確認するべき洋服の洗濯表示タグ

お使いの洗濯機がどちらのタイプかによって、すすぎの能力には大きな差が出ます。
それぞれの仕組みと弱点をきちんと把握しておきましょう。

洗い方の違いがすすぎ力を左右する

ご家庭の洗濯機が「ドラム式」か「縦型」かによって、すすぎの仕組みや効率はかなり変わってきます。
この違いを押さえておくと、自宅の洗濯環境でどのようにすすぎ回数を調整すべきかが見えてきますよ。

ドラム式洗濯機が抱える構造上のウィークポイント

ドラム式は節水に優れる反面、少ない水量ゆえに「すすぐ力」で縦型に劣る傾向があります。

近年はエコ性能やスタイリッシュなデザインで人気のドラム式ですが、洗濯槽を斜めまたは横に回転させ、衣類を高い位置から落とす「たたき洗い」が基本です。
少量の水で高濃度の洗剤液を浸透させて汚れをたたき出す点では優秀ですが、使う水量が圧倒的に少ない分、繊維内部の洗剤成分を水中に溶かし出して排出するパワーが構造的にどうしても弱いのです。
節水性能が高い反面、一度溶け出した汚れが衣類に再付着する「再汚染」や洗剤残りが起きやすい環境と言えます。

縦型洗濯機のすすぎ力が高い理由

一方、昔ながらの縦型洗濯機は、洗濯槽にたっぷり水を張り、底部のパルセーター(回転羽根)が生み出す強い水流で衣類をこすり合わせる「もみ洗い」が主流です。
豊富な水量のなかで洗剤成分が溶け出しやすく、遠心力で水をしっかり入れ替えるため、ドラム式と比べると洗剤残りは起こりにくい傾向があります。

比較項目ドラム式縦型
洗い方たたき洗い(少量の水)もみ洗い(たっぷりの水)
すすぎ力水量が少なくやや弱い水量が多く比較的強い
洗剤残りのリスクやや高い低め
すすぎ3回の恩恵非常に大きい状況に応じて有効

もしドラム式をお使いで「最近タオルの吸水性が落ちた気がする」「乾燥機なしだと衣類がバリバリにごわつく」と感じているなら、少ない水量による慢性的なすすぎ不足が原因かもしれません。
だからこそドラム式ユーザーにこそ、意識的にすすぎ回数を増やしたり、常に新しい水を注ぎながらすすぐ「注水すすぎ」を積極的に使う価値があると、私は日々実感しています。

すすぎ2回から3回に増やすと水道代はいくら変わる?

家計に直結する水道代の問題は避けて通れませんよね。
すすぎ回数をプラスした場合のリアルなコストを計算してみましょう。

冷静にコストを把握する

すすぎを1回追加するとなると、真っ先に頭をよぎるのが「水道代が跳ね上がりそう…」という不安ではないでしょうか。
家計を管理する立場としては、毎日のランニングコスト増は見逃せないポイントですよね。
では実際に、すすぎを標準の2回から3回に変えるとどの程度のコストアップになるのでしょうか。

1回あたりの追加コストは思ったより控えめ

すすぎ追加の影響水量増加の目安1回あたりのコスト増
すすぎを1回追加約30〜50リットル増加約7〜15円

洗濯機の容量やメーカー・機種、お住まいの自治体が定める水道料金の単価によって差はありますが、おおまかな目安として計算してみます。
すすぎを1回プラスすると、洗濯機が使う水量はおよそ30リットルから50リットルほど増えます。
東京都水道局の目安単価(上下水道あわせて約0.24円/L)を基準にすると、1回すすぎを追加するごとに約7円〜12円前後のプラスです。
地域によっては水道単価がやや高く設定されているため、最大で15円程度になるケースもあります。
洗濯機を回す電気代の増加分はごくわずか(数円程度)なので、コストの中心はあくまでも水道代です。

月間・年間のコスト増と見返りのバランス

「たった10円前後の差?」と思う方もいれば、「積み重ねると痛い」と感じる方もいるでしょう。
毎日1回ずつ、1か月(30日)続けたとすると月に約210円〜450円ほどのコストアップになります。
年間に換算すると2,500円〜5,400円程度です。
高いか安いかはご家庭の判断次第ですが、肌トラブルで皮膚科に通う診察代や薬代、通院の手間、あるいは生乾き臭を消すために消臭洗剤や漂白剤を買い足すコストと天秤にかけてみてください。

Yumi

個人的な感覚では、毎月数百円の投資で家族みんなの肌の安心と、タオルや衣類の快適さが手に入るなら、決して高すぎる出費ではないかなと思っています。

もちろんコストはあくまで目安ですので、家計の状況にあわせて無理なく取り入れてくださいね。

家庭での水の使用量は、お風呂・トイレに次いで炊事と洗濯が多くを占めます。節水は大切ですが、衛生状態を保つために必要な水量はしっかり確保することが推奨されています。

参考:東京都水道局 公式サイト

柔軟剤を入れる正しいタイミング

トマトソースのシミの裏側に当て布を敷き、食器用中性洗剤を塗布して汚れを浮かせている状態

すすぎの回数を変えた場合に柔軟剤をどう扱えばいいかは、意外と知られていないポイントです。
ここで正しいタイミングを把握して、柔軟剤の効果をフルに引き出しましょう。

全自動洗濯機の投入の仕組みを知ろう

「すすぎの回数をいつもと変えたら、柔軟剤のタイミングはどうなるの?」と疑問を持つ方は非常に多いです。
ふだん全自動洗濯機の専用ケースにセットしているだけだと、洗濯槽内でどのタイミングで柔軟剤が混ざるのかが見えにくく、不安になりますよね。

柔軟剤が正しく働くための絶対条件

注意点
途中のすすぎの段階で柔軟剤が投入されると、次のすすぎで成分が流されてしまい効果がゼロになります。

結論から言うと、すすぎが1回でも2回でも3回でも、柔軟剤は必ず「最終すすぎの水」に入らなければなりません。
柔軟剤の主成分である陽イオン界面活性剤は、繊維の表面を均一にコーティングしてふんわり仕上げたり、静電気を抑えたりする働きを持っています。
途中のすすぎ(1回目や2回目)で柔軟剤が入ってしまうと、その後の大量の水でコーティング成分がすべて洗い流され、意味がなくなります。
さらに、洗剤の成分(陰イオン界面活性剤)と柔軟剤の成分がお互いに打ち消し合い、洗浄力まで落としてしまうという困った事態にもつながります。

洗濯機が自動で最適なタイミングを管理してくれる

ただし、ここは安心してください。
現在の全自動洗濯機であれば、スタート前に柔軟剤の専用投入口へ規定量をセットしておくだけで、洗濯機のコンピューターが運転の進行を自動で把握し、「最後のすすぎ」のタイミングで水と一緒に投入してくれます。
つまり、すすぎを3回に設定した場合は、1回目と2回目のすすぎではきれいな水だけで洗剤を徹底的に流し、3回目の最終すすぎのときだけ柔軟剤が自動投入される仕組みです。
途中で洗濯機の前に張りついて一時停止ボタンを押し、手動で柔軟剤を入れるような手間は一切かかりません。

ただし、投入口パーツが古い柔軟剤の塊で詰まっていたり、洗剤と柔軟剤を同じ投入口に間違えて入れてしまうと、正しいタイミングで投入されず効果が発揮されません。
こまめに投入口を取り外してぬるま湯で洗い流すなど、定期的なお手入れを習慣にしておくと、柔軟剤のポテンシャルを最大限に引き出せますよ。

タオルの黄ばみ・生乾き臭をすすぎ3回で解消する方法

しつこい部屋干し臭や黄ばみは多くの方が悩むテーマです。
すすぎの回数を見直すだけで、こうしたニオイ問題が劇的に改善することがあります。

あの不快なニオイの正体

梅雨時や冬場に外干しできず部屋干しをしたとき、バスタオルからモワッと漂う生乾き臭はたまりませんよね。
せっかく洗ったのにあのニオイがすると、本当にげんなりしてしまいます。
同じように、白いTシャツやタオルがだんだん黄ばんだり、全体的にくすんできたりすることも珍しくありません。

落としきれなかった洗剤が雑菌のエサになる

実はこれらの不快な現象のおもな原因は、繊維に残った皮脂汚れと、それに絡みつく残留洗剤です。
時間の経過とともに酸化が進み、モラクセラ菌のような雑菌が繁殖するための絶好の温床を形成してしまうのです。
洗剤は本来汚れを落とす心強い味方ですが、すすぎ不足で生地に残ってしまうと、皮肉なことに雑菌を育ててニオイを生む原因物質に変わってしまいます。

すすぎ3回+注水すすぎで衣類をリセットする

そこで威力を発揮するのが、すすぎ回数を増やして物理的に汚れを押し流すことです。
すすぎ3回にすると、繊維の奥に溜まっていた古い皮脂と洗剤の混合物が、新鮮な水で徹底的に洗い流されます。

Yumi

どうしてもニオイが取れなくて捨てようかと思っていた厚手のバスタオルを、洗剤量を半分に減らしつつ、すすぎ3回(しかも常に新しい水を注ぐ「注水すすぎ」)で洗ったら、嘘のようにスッキリ無臭になった経験があります。

これは強い香りの柔軟剤でニオイを上書きするのではなく、ニオイの発生源そのものを除去できた証拠です。
黄ばみや生乾き臭が気になり始めたら、いきなり塩素系漂白剤や煮沸に頼る前に、まずお使いの洗濯機の「すすぎの徹底度」を見直してみてください。
「洗う」こと以上に「すすぐ」ことが、衣類を無臭で清潔に保つ近道だったりします。

ニオイの原因菌であるモラクセラ菌は、残留洗剤と皮脂をエサに急速に増殖します。すすぎ強化でエサごと除去するのが、根本的な解決策です。

洗剤の溶け残りを防ぐ適切な水量の目安

外食時に服にミートソースが飛んだ際、ティッシュペーパーを使って汚れを移し取る正しい応急処置

すすぎの回数を増やす以前に、そもそも洗剤がしっかり水に溶けていなければ効果は半減します。
水量が足りないまますすぎ回数だけ増やしても意味がありません。

水量不足はすべてを台なしにする

すすぎの恩恵についてお話ししてきましたが、根本的な問題として、最初の「洗い」工程で洗剤が水にきちんと溶けていなければ元も子もありません。
冬場のように水道水の温度が極端に下がる時期や、粉末タイプの洗剤を使っている場合は、溶け残りが特に起きやすくなります。

全自動洗濯機の「おまかせ水量」に潜む落とし穴

最近の全自動洗濯機は衣類の重さを検知して自動で水量を決めてくれますが、メーカー各社の「節水性能」競争の影響もあり、ギリギリまで少ない水量に設定されることが珍しくありません。
洗濯機をのぞき込んだとき、衣類が水面から完全にはみ出していたり、詰め込まれて槽内でまったく回転していなかったりする場合は、水量が圧倒的に足りていない状態です。
この状態ではいくらすすぎを3回にしても、シワの間にこびりついた洗剤の塊をきれいに洗い流すのは困難です。

「衣類が水中で泳ぐ」状態がベストバランス

手動で水量を1段階引き上げるだけで、洗剤の溶け残りは格段に減らせます。

私が日々実践している水量のめやすは、洗濯物を投入したときにすべての衣類がきちんと水に浸かり、水流にのってゆったりと泳いでいる状態を作ることです。
たとえば全自動洗濯機が「水量40L」と表示しても、そのままスタートせず、手動で一段階上の「50L」や「55L」に設定し直しています。
こうして少し多めの水で洗うことが、洗剤成分を水に完全に溶かしきり、衣類同士の過度な摩擦を防いで生地ダメージを抑えるちょうどいいバランスになります。

たっぷりの水で汚れを浮かせ、たっぷりの水でしっかりすすぐ。
これこそが洗剤の溶け残りを防ぎ、衣類を長くきれいに保つための、いつの時代も変わらない洗濯の基本です。

洗濯のすすぎ3回のやり方と時短・コスト節約のコツ

頑固な色素汚れを分解するために重曹と酸素系漂白剤を混ぜて作った特製の染み抜きペースト

ここからは、すすぎ3回を毎日の暮らしに無理なく取り入れる具体的な方法をお伝えします。
洗濯機の設定テクニックや洗剤の選び方など、すぐに使えるノウハウが満載です。

この見出しで解説する内容
  • すすぎ3回を使い分ける「特別な時」の判断基準
  • すすぎ3回でも時短を実現する洗濯機の設定テクニック
  • 残留洗剤を最小限にする洗剤の選び方
  • すすぎ3回で柔軟剤の香りを最大限に引き出す方法
  • すすぎ3回に向いている衣類素材・避けるべき素材
  • 洗濯のすすぎ3回に関するよくある質問
  • 洗濯のすすぎ3回で快適な仕上がりまとめ

すすぎ3回を使い分ける「特別な時」の判断基準

すべての洗濯物に毎回すすぎ3回を行う必要はありません。
メリハリをつけた使い分けが、コストと効果のバランスを保つカギです。

毎回やるのではなくピンポイントで活用する

ここまで読んで、「よし、明日から全部の洗濯をすすぎ3回にしよう!」と意気込む方もいるかもしれません。
ですが、少し立ち止まってみてください。
先ほど計算したとおり、すべての洗濯で毎回すすぎ3回を実行すると、水道代も時間もそれなりに積み重なっていきます。
さらに、洗濯槽のなかで衣類が水流にさらされる時間が延びる分、繊維への物理的な摩擦ダメージも増えてしまいます。

すすぎ3回が特に効果を発揮するシーン

私がおすすめしたいのは、ふだんの軽い汚れ(オフィスで1日着たシャツ、短時間だけ袖を通した服など)はこれまでどおりの標準すすぎ(1〜2回)で済ませ、「ここぞ」というタイミングに限ってすすぎ3回を活用する賢い方法です。

  • 1 肌トラブル対策が必要な衣類

    生まれたばかりの赤ちゃんの肌着やガーゼ、アトピー・乾燥肌のある家族の衣類をまとめて洗うとき。

  • 2 ニオイの蓄積が目立つ大物

    バスタオルやベッドシーツ、枕カバーなど、直接肌に触れる面積が広く、皮脂や汗のニオイが溜まりやすいアイテムを洗うとき。

  • 3 洗剤を多めに使った洗濯

    部活帰りの泥汚れや子どもの食べこぼしがひどく、いつもより多めの洗剤や漂白剤で念入りに洗ったとき。

  • 4 衣替え前の「しまい洗い」

    季節の変わり目にクローゼットへ長期収納する前に、洗剤残りや皮脂をリセットしておきたいとき。

週末だけの「リセット洗い」でも十分な効果

こんなふうに、「今日はしっかり衣類をリフレッシュしたい」という日に限定して設定を変えるだけでも、すすぎ3回の恩恵はしっかり受けられます。
毎日の家事はストレスなく続けることが一番大切ですので、ご自身のライフスタイルにあわせて柔軟に取り入れてくださいね。

すすぎ3回でも時短を実現する洗濯機の設定テクニック

強力な漂白剤を使うと色落ちのリスクがある、デリケートな素材や色鮮やかな柄物のブラウス

すすぎを増やすと当然トータルの洗濯時間は延びます。
その「延びた分」を取り戻すための、ちょっとした裏技をご紹介します。

プラス15〜20分をどう取り戻すか

すすぎを2回から3回に増やすと、給水・排水・脱水を繰り返す工程がひとつ追加されるため、洗濯全体の所要時間は約15〜20分ほど長くなります。
忙しい朝や疲れて帰宅した夜には、このわずかな延長が意外と負担に感じられますよね。
なんとか時間をかけずに、しっかりすすぎきれる方法はないのでしょうか。

「洗いは短縮、すすぎはたっぷり」の法則

時短のための有効なコツのひとつは、洗濯機の「洗い時間」そのものを思い切って短くすることです。
標準コースでは洗いが10〜12分に設定されていることが多いですが、これを手動で5〜7分に縮めてしまいます。
日常の汗や軽い皮脂汚れ程度であれば、最新の洗剤の洗浄力なら5分間の揉み洗いでも十分に汚れは繊維から浮き上がります。

この「洗い時間を短縮した分」を使ってすすぎ回数を増やしたり、最後の脱水時間を衣類に負担のかからない範囲で少し短くしたりすれば、トータルの洗濯時間を標準コースとほぼ変わらないレベルに収められます。
「洗いは短く、すすぎはたっぷり」。
これが時間をかけずに清潔さを最大化するための、知る人ぞ知る洗濯テクニックです。

お好みコースに記憶して手間をゼロにする

  • 「お好みコース」または「手造りコース」を選択する
  • 洗い5分・すすぎ3回・脱水短めなどに設定し記憶させる
  • 次回からはボタンひとつで時短&徹底すすぎがスタート

電源を入れるたびに何度もボタンを押して設定するのは面倒ですよね。
一度自分だけの理想的な時短すすぎコースを作って記憶させてしまえば、次からはワンプッシュで済みます。
取扱説明書を確認して、ぜひ一度設定してみてください。

残留洗剤を最小限にする洗剤の選び方

すすぎの回数を増やすのと同時に、洗剤そのものの選び方を見直すと効果はさらにアップします。
「すすぎ落ちが良い洗剤」を選ぶことが、すすぎ3回の効率を高める近道です。

すすぎやすさは洗剤選びの段階で決まる

洗濯機側の設定を工夫するアプローチと並行して、「そもそも繊維に残りにくい洗剤を選ぶ」という根本的な視点も持っておきたいところです。
いくらたっぷりの水で何回すすいでも、しつこく繊維にしがみつく成分が多い洗剤を使っていてはすすぎの効率が大幅に落ちてしまいます。

液体洗剤と粉末洗剤の特徴を把握して使い分ける

洗剤タイプ特徴とすすぎやすさおすすめの使い方
液体洗剤水に溶けやすく泡切れが良い。すすぎ残しが起きにくい。水温が低い冬場や普段使い全般に最適
粉末洗剤洗浄力が高い反面、冷水では溶け残るリスクあり。泥汚れやひどい皮脂汚れに(お湯で溶かすと◎)

まずは洗剤の「水への溶けやすさ」に着目してみましょう。
冬場のように水温が15℃を下回る状況では、粉末洗剤は溶け残りのリスクが高くなります。
こうした時期はあらかじめ液状になっている液体洗剤のほうが、水への溶解もスムーズですすぎ落ちもスピーディーです。

最近のドラッグストアには「すすぎ1回対応」をうたう高濃縮の液体洗剤が数多く並んでいます。
これらはもともと少量の水でも泡切れが良いように開発されているため、あえて2回・3回としっかりすすぐことで、より完璧に成分を洗い流すことができます。

成分がシンプルな洗剤で肌負担をゼロに近づける

洗剤のパッケージ裏面にある成分表示も一度チェックしてみてください。
蛍光増白剤や強い漂白剤、持続型の人工香料がたっぷり配合されている洗剤は、そのぶん繊維に意図的に残す成分が多い設計になっています。

Yumi

肌へのやさしさとすすぎの良さを追求するなら、無添加の液体石けんや植物由来の界面活性剤を使ったシンプル処方の洗剤を選ぶのもおすすめですよ。

余計な添加物が入っていない分だけ肌への刺激が格段に少なく、すすぎ中の水もすぐに透明になるのを実感できるはずです。
洗剤の種類をほんの少し見直すだけでも、すすぎ3回の効率と効果は大きく変わってきますよ。

すすぎ3回で柔軟剤の香りを最大限に引き出す方法

自宅での染み抜きが難しいデリケートな衣類をプロのクリーニング店へ持ち込んで依頼するカウンター

すすぎを増やすと柔軟剤の香りが消えてしまう――これは実は誤解です。
正しくすすぐことが、むしろ柔軟剤の香りを際立たせる理由を解説します。

「すすぎすぎると香りが飛ぶ」は勘違い

柔軟剤の華やかな香りが好きな方にとって、「すすぎの回数をそんなに増やしたら、柔軟剤の香りが薄くなるのでは?」と心配になるのは自然なことです。
大量の水で洗い流す回数が増えるわけですから、香りまで流されてしまいそうに感じますよね。

衣類を「まっさらなキャンバス」に戻す効果

柔軟剤がうまく香らない原因の多くは、衣類に蓄積した古い汚れや洗剤残りにあります。

ところが、実際に試してみるとまったく逆の結果になることに驚くはずです。
衣類に古い皮脂汚れや落としきれなかった残留洗剤、さらには前回の柔軟剤の劣化した成分が蓄積していると、繊維表面がそれらの不純物で中途半端にコーティングされた状態になり、新しい柔軟剤が均一に吸着できなくなります。
「規定量を入れているのに全然香らない」「油っぽい嫌なニオイと柔軟剤の香りが混ざって不快な匂いになる」という現象は、この蓄積が大きな原因です。

キレイな土台が少量の柔軟剤でも香る秘訣

すすぎを3回にして繊維奥の汚れや洗剤残りをすべて流しきり、衣類を完全に「すっぴん」の状態に戻してあげると、最終すすぎで投入される柔軟剤が繊維の一本一本にしっかり・均一に行き渡ります。
その結果、雑菌のニオイに邪魔されず、柔軟剤が本来もっているクリアでピュアな香りがふわりと立ち上がり、今まで以上に少ない量でも満足な香りを楽しめるようになります。

香りを強くしたいからと柔軟剤を大量投入するのではなく、「土台をとことんきれいにする」ことこそが上質な香りを引き出す最大のコツなんです。
柔軟剤の使い方についてもっとくわしく知りたい方は、こちらの柔軟剤の効果を最大化する正しい使い方の記事も参考にしてみてくださいね。

すすぎ3回に向いている衣類素材・避けるべき素材

どんな衣類でも一律にすすぎ3回にすればいいわけではありません。
素材ごとの特性を見極めて、衣類を傷めない洗い方を知っておきましょう。

素材によって水耐性は大きく異なる

すすぎ3回がいくら優れた効果を持っていても、すべての衣類に同じ設定を適用するのは危険です。
素材によっては、水に長時間浸かったり洗濯槽で何度も回転させられたりする摩擦で、大きなダメージを受けてしまうものもあります。

すすぎ3回と好相性のタフな素材

  • 1 綿(コットン)製品

    バスタオル、フェイスタオル、Tシャツなど。水に濡れても強度が高く、しっかりすすぐことでふんわり感が復活しやすい素材です。

  • 2 麻(リネン)製品

    シーツや夏物シャツなど。摩擦にも強く汚れが落ちやすいため、たっぷりの水でのすすぎに適しています。

すすぎ回数を増やすのに最も適しているのは、綿や麻のように水に濡れても丈夫で、摩擦にも比較的強い天然素材です。
毎日使うタオル類や赤ちゃんの肌着などは、すすぎを強化することで繊維が立ち上がり、本来の風合いを取り戻しやすくなります。
これらは直接肌に触れるアイテムばかりなので、すすぎ回数を増やすメリットとぴったり合致しています。

デリケートな素材は短時間でサッと仕上げる

注意点
シルクやウールなどのデリケート素材は、長時間の水濡れと摩擦で縮みや型崩れを起こしやすい素材です。すすぎの回数を増やす処理は避けてください。

一方で、シルク(絹)やウール(羊毛)などの動物性繊維、レーヨンやキュプラといったデリケートな再生繊維は、水に濡れると急激に強度が低下したり縮んだりしやすい性質があります。
これらの素材を何度も長時間すすぐのは厳禁です。
あっという間に型崩れを起こし、お気に入りの1着が着られなくなってしまうかもしれません。

Yumi

デリケート素材のお洋服は、中性タイプのおしゃれ着用洗剤を使い、手洗いコースやドライコースで手早く短時間にすすぐのが鉄則です。

洗濯機に入れる前に、衣類の裏についている洗濯表示タグを必ず確認し、素材に合ったすすぎ回数を選んでくださいね。
洗濯表示の見方に迷ったら、【洗濯表示が全部バツ】は洗えない?意味と洗い方をプロが解説をチェックしておくと安心です。

洗濯のすすぎ3回に関するよくある質問

時間がたったトマトソースの赤いシミが残る絶望的な状態から真っ白に復活した衣類のビフォーアフター

すすぎ回数を変更するときに多く寄せられる疑問を、Q&A形式にまとめました。
実践前の不安をここで解消しておきましょう。

ドラム式洗濯機ですすぎを3回に設定する方法は?

メーカーや機種によって操作手順は多少異なりますが、一般的には電源を入れたあと「お好み」コースや「手造り」コースを選択し、すすぎの設定ボタンを何度か押して表示を「3回」に切り替えます。
あるいは設定メニューから「注水すすぎ」を選んで記憶させる方法もあります。
一度コースとして保存してしまえば、次回以降はボタンひとつで呼び出せます。
操作がわからない場合は、取扱説明書の「コース変更」「お好み設定」のページを確認してみてください。

すすぎ3回に設定したとき、柔軟剤はいつ投入される?

全自動洗濯機の柔軟剤専用投入口に、洗濯スタート前に規定量をセットしておけば大丈夫です。
洗濯機のコンピューターが運転進行を自動で管理し、「最後のすすぎ(この場合は3回目)」のタイミングで水と一緒に投入してくれます。
途中で待ち構えて手動で入れる必要はまったくありません。

すすぎを3回にすると水道代はどのくらい上がる?

洗濯機の容量・機種・お住まいの地域の水道単価によって差がありますが、一般的にはすすぎ1回を追加するごとに約7〜15円程度の水道代と、ごくわずかな電気代がプラスされます。
仮に毎日すすぎを1回増やして洗濯したとしても、月額で約210〜450円前後に収まる計算です。
肌荒れ対策やニオイ対策の効果を考えると、コストパフォーマンスはかなり高いと言えます。

毎回の洗濯ですすぎ3回にする必要はある?

ふだんの軽い汚れ(ちょっとした外出着、汗をかいていない日のインナーなど)であれば、標準の2回、あるいは洗剤が推奨する1回すすぎで十分です。
水道代や衣類の摩擦ダメージを考えると、毎回実施する必要はありません。
赤ちゃんの衣類を洗うとき、タオルの黄ばみや部屋干し臭が気になるとき、衣替え前のしまい洗いなど、しっかりリセットしたい場面にしぼってスポット的に3回にするのが最もおすすめの使い方です。

すすぎ3回は衣類を傷めない?

綿や麻などの丈夫な素材であれば、すすぎ回数を増やしても大きな問題はありません。
ただし、シルクやウールなどデリケートな素材は、水流や摩擦で縮み・型崩れを起こす可能性があるため避けてください。
洗濯表示タグを必ず確認し、素材に合ったすすぎ回数を選ぶことが大切です。

洗濯のすすぎ3回で快適な仕上がりまとめ

最後に、この記事でお伝えしてきた重要なポイントを振り返ります。
今日からの洗濯にぜひ役立ててくださいね。

記事のポイント
  • すすぎ回数を増やすことで繊維の奥に残る見えない残留洗剤をしっかり洗い流せる
  • 洗剤由来の化学的刺激が減り敏感肌や赤ちゃんの肌トラブル予防に直結する
  • ドラム式洗濯機は節水設計のため水量が少なく構造的にすすぎ不足になりやすい
  • 縦型洗濯機は豊富な水量ともみ洗いですすぎ力が高く洗剤残りは比較的少ない
  • すすぎを1回追加するとおよそ7〜15円前後の水道代が加わる
  • 毎日すすぎ3回を続けると月間で数百円のコスト増になるため使い分けが大切
  • 柔軟剤は設定したすすぎ回数にかかわらず一番最後のすすぎで自動投入される
  • 途中で一時停止して手動で柔軟剤を入れる必要はなく事前セットだけでOK
  • 古い皮脂汚れと酸化した洗剤残りが除去され生乾き臭や黄ばみが根本から改善する
  • 衣類が水中で泳ぐくらいの水量に手動設定することが洗剤の溶け残り防止の前提
  • タオル・シーツ・下着など肌に触れる面積が大きいアイテムに絞って実践するのが効率的
  • 洗い時間を5分程度に短縮すればすすぎ3回でもトータルの洗濯時間をほぼ維持できる
  • 水温が低い季節は泡切れのよい液体洗剤を選ぶとすすぎ効率がさらにアップする
  • 衣類がすっぴんの状態になるため少量の柔軟剤でも本来の香りがクリアに引き立つ
  • 綿や麻など水に強い天然素材に限定しウールやシルクなどデリケート素材への摩擦を避ける
Yumi

この記事が、皆さんの毎日のお洗濯の悩みを解決するヒントになれたら嬉しいです!

※この記事でご紹介した水道代の数値や肌への影響は、あくまで一般的な目安と私個人の実体験に基づくものです。
正確な情報やお使いの洗濯機の仕様については各メーカーの公式サイトをご確認いただき、最終的な判断はご自身の責任のもとで行ってください。
アトピーなどの肌症状については、必要に応じて皮膚科などの専門医にご相談されることをおすすめします。