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こんにちは。洗濯noteの運営者の「ゆぅみ」です。
「明日着ていくシャツを洗濯し忘れていた!」「雨で洗濯物が全然乾いていないのに、もう出かけなきゃいけない時間…」そんな緊急事態に直面して、焦って検索をした経験はありませんか?実は私も先日、子供の体操服を洗い忘れていて、朝の30分で必死に乾かした経験があります。そんな時、ただなんとなく干すだけでは絶対に間に合いませんよね。
でも安心してください。
家にある道具や少しの工夫を組み合わせることで、乾燥時間を劇的に短縮する方法は存在します。30分あれば、なんとかなります。
この記事では、私が実際に試して効果があった方法を中心に、30分という限られた時間の中で洗濯物を乾かすための具体的なテクニックを、優先度が高い順にご紹介します。「コインランドリーに走るべきか?」「家にあるドライヤーで対処すべきか?」など、状況に合わせた最適な判断ができるよう、メリット・デメリットを含めて徹底的に解説します。これを読めば、もう急な洗濯トラブルでパニックになることはありませんよ。
- 緊急時に30分以内で洗濯物を乾かすための具体的な裏技
- 家にあるドライヤーやアイロンを使った即席乾燥術の手順
- 部屋干しでも劇的に乾燥スピードを上げる干し方のコツ
- どうしても乾かない時に避けるべきNG行動とリスク
まずは、とにかく時間がない緊急事態において、物理的に熱や風を加えて強制的に水分を飛ばす「攻め」のテクニックをご紹介します。状況に合わせて最適な方法を選んでください。
| テクニック | こんな時におすすめ | やり方とポイント |
|---|---|---|
| コインランドリー | 外出可能で 確実に乾かしたい時 | 最強の時短術。ガス乾燥機なら10〜20分で完了。入れすぎずドラムの1/3量が目安。 |
| ドライヤー+ポリ袋 | 靴下・下着・Tシャツ (小物・薄手) | 袋の底に空気穴を開け、温風を送り込む。※火災・火傷に注意し一点に熱を集中させない。 |
| アイロン | シャツ・ブラウス (シワも伸ばしたい) | 脱水直後の湿った衣類に高温でプレスし、水分を一気に蒸発させる。 |
| タオル脱水 | 全ての洗濯物 (乾燥前の前処理) | 乾いたバスタオルと一緒に脱水するだけで、水分量が激減し乾燥時間が短縮される。 |
| 布団乾燥機+カバー | 厚手の服・ジーンズ (放置して乾かしたい) | 衣類カバーや即席テントで覆い、中に温風を循環させる。 |
| 浴室乾燥機+扇風機 | 量が多い時 浴室乾燥機がある家 | 上からの温風に加え、下から扇風機を当てて空気をかき混ぜる。 |
今すぐ実践!洗濯物を早く乾かす30分以内の裏技テクニック

- 最強の時短!コインランドリーの乾燥機を活用する
- ドライヤーとポリ袋を使った即席乾燥マシーンの作り方
- アイロンの熱を利用して水分を飛ばしながら仕上げる
- 乾いたタオルと一緒に脱水して水分量を極限まで減らす
- 布団乾燥機と衣類乾燥カバーの組み合わせで一気に乾かす
- 浴室乾燥機と扇風機のダブル使いで効率を最大化する
最強の時短!コインランドリーの乾燥機を活用する
もし、ご自宅から徒歩圏内、あるいは車ですぐに行ける距離にコインランドリーがあるなら、迷わず走るのが正解です。「洗濯物を早く乾かすこと、しかも30分以内に」という極めて厳しいミッションにおいて、コインランドリーの業務用ガス乾燥機のパワーに勝るものはありません。
家庭用の洗濯乾燥機(ドラム式や縦型)の多くは電気式(ヒートポンプ式やヒーター式)を採用していますが、コインランドリーの乾燥機は「ガス式」が主流です。ガスの強力な火力で作られた高温の熱風(約70度〜80度)と、大風量を一気にドラム内に送り込むことで、水分を瞬時に飛ばします。
30分で確実に乾かすための具体的な手順
ただ乾燥機に放り込めばいいというわけではありません。タイムリミットが迫っている時こそ、効率を最大化する使い方が必要です。
- 持ち込む前の脱水を強化する
自宅で洗濯してから持ち込む場合、通常よりも長めに脱水を行ってください。水分が滴る状態では、ガス乾燥機といえども時間がかかります。 - ドラムの容量は「3分の1」以下にする
これが最大のポイントです。乾燥機は、ドラムの中で洗濯物が持ち上げられ、落下する際に温風が繊維の間を通り抜けることで乾燥します。洗濯物を詰め込みすぎると、この「舞うスペース」がなくなり、温風が行き渡らず、生乾きの原因になります。30分で完璧に仕上げるなら、贅沢に大きな乾燥機を使い、中身はスカスカの状態(容量の1/3程度)にするのが鉄則です。 - 乾いたバスタオルを1枚一緒に入れる
これも裏技の一つです。乾いたバスタオルを入れることで、庫内の水分を吸収してくれるほか、バスタオルが動き回ることで他の洗濯物をほぐし、乾燥効率を高める効果があります。
コストの目安
一般的なコインランドリーの乾燥機は、100円で8分〜10分程度稼働します。30分乾燥させると約300円〜400円。この数百円で「乾かないストレス」と「遅刻のリスク」を回避できるなら、決して高い出費ではないはずです。
また、最近では洗濯から乾燥までノンストップで行える機器も増えていますが、急いでいる場合は「乾燥専用機」の方が風力が強い傾向にあります。もし、普段のコインランドリー利用で、洗濯乾燥機と全自動洗濯機のどちらを使うべきか迷っている方は、コストパフォーマンスを比較した記事も参考にしてみてください。
(参考:コインランドリーの洗濯乾燥機と全自動洗濯機の使い分けに関する記事)
ドライヤーとポリ袋を使った即席乾燥マシーンの作り方

「コインランドリーに行く時間すらない!」「乾かしたいのは靴下とTシャツだけ!」という場合は、家にあるヘアドライヤーと大きめのゴミ袋(ポリ袋)を使って、簡易的な乾燥機を作る方法が有効です。
これは、袋の中に温風を充満させることで、擬似的に乾燥機と同じ環境を作り出すテクニックです。特に靴下、下着、ハンカチ、薄手のTシャツなど、小物を乾かすのに絶大な威力を発揮します。
失敗しない!即席乾燥マシーンの作り方
手順を間違えると、乾燥効率が落ちるだけでなく、危険も伴います。以下の手順を正確に守ってください。
- ポリ袋の準備(空気穴を作る)
45リットル程度の清潔なポリ袋を用意します。まず、袋の底の両端(角の部分)をハサミで斜めに切り取ります。これが湿った空気を逃がす「排気口」になります。この穴がないと、袋の中が高温になりすぎたり、湿気がこもって全く乾かなかったりします。 - 洗濯物を入れる
洗濯物を袋に入れます。ここでも「詰め込みすぎない」のが鉄則です。空間に余裕がある状態で入れてください。 - ドライヤーで送風する
袋の入り口(口側)からドライヤーのノズルを差し込み、袋の口を手で絞ってドライヤーに密着させます。スイッチを入れ、温風を送り込みます。
【最重要】火災リスクへの注意
この方法は非常に効果的ですが、誤った使い方は火災や衣類の損傷につながります。以下の点に最大限注意してください。
- ドライヤーを固定しない: ドライヤーを置きっぱなしにしたり、温風を一箇所に当て続けたりしないでください。袋が溶けて衣類に張り付いたり、最悪の場合発火する恐れがあります。常に手で持ち、ドライヤーを振って風を循環させてください。
- 適度な休憩を入れる: ずっと温風を出し続けるとドライヤー自体がオーバーヒートします。時々冷風(COOLモード)に切り替えるか、スイッチを切って休ませてください。
- 素材を確認する: ウール、シルク、化学繊維(ナイロン、ポリエステルの一部)など、熱に弱い素材には絶対に行わないでください。縮みや変形の原因になります。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)などの公的機関でも、ドライヤーや乾燥機の不適切な使用による火災事故への注意喚起が行われています。DIY的な方法はあくまで自己責任となるため、目を離さず、異変を感じたらすぐに中止してください。
(出典:独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)『Vol.406 6月14日号 乾燥機の事故』)
アイロンの熱を利用して水分を飛ばしながら仕上げる

ワイシャツ、ブラウス、薄手のハンカチなどを乾かしたい場合、そして同時に「シワも伸ばしてピシッと仕上げたい」という場合には、アイロンが最強の味方になります。
通常、アイロンは乾いた服にかけるものと思われがちですが、実は「脱水直後の湿った状態」にかけるのが、最も効率よくシワを伸ばし、かつ早く乾かす方法なのです。これはクリーニング店で行われている「プレス仕上げ」と同じ原理です。
濡れた服へのアイロンがけテクニック
手順とコツ
- 温度設定を確認: 洗濯表示タグを見て、素材に適した温度(綿・麻なら高温、化繊なら中温〜低温)に設定します。
- スチーム機能はOFF(ドライ): 目的は「水分を飛ばすこと」なので、スチーム機能は使いません。ドライ設定にします。
- プレスするようにかける: アイロンを滑らせるだけでなく、生地に押し付けるようにして熱を伝えます。「ジューッ」という音がして大量の湯気が出ますが、これは水分が蒸発している証拠なので問題ありません。
- 余熱を飛ばす: アイロンをかけた直後の衣類は、熱と湿気を含んでいます。すぐに畳まず、ハンガーにかけて扇風機や団扇(うちわ)で風を当て、粗熱(あらねつ)を取ることで完全に乾燥します。
襟(えり)、袖口(そでぐち)、ボタン周りなど、生地が重なって乾きにくい部分を集中的にプレスするのがコツです。完全に乾ききらなくても、ある程度水分を飛ばしてしまえば、あとは部屋干ししておくだけであっという間に乾きます。忙しい朝、アイロン台を出す手間はありますが、仕上がりの美しさと速さを考えれば十分に価値のある方法です。
乾いたタオルと一緒に脱水して水分量を極限まで減らす
これは、乾燥機やドライヤーを使う前の「前処理」として、あるいは部屋干しの時間を短縮するための「下準備」として、非常に効果的な裏技です。特別な道具は一切不要。必要なのは「乾いたバスタオル」だけです。
洗濯機での脱水をする際、乾いたバスタオルを1枚〜2枚、濡れた洗濯物と一緒に入れて、再度脱水にかけてみてください。
なぜ乾くのが早くなるの?
洗濯機の脱水は、遠心力を使って水分を弾き飛ばす仕組みです。ここに乾いたタオルを入れると、脱水槽の中でタオルが他の衣類と密着し、遠心力で表面に浮き出た水分をタオルが即座に吸収してくれます。結果として、通常の脱水だけを行うよりも、衣類の水分含有率を大幅に下げることができるのです。
脱水が終わって洗濯機から取り出した瞬間、「あれ?いつもより軽い!」と驚くはずです。水分が少なければ少ないほど、その後の乾燥に必要なエネルギーと時間は少なくて済みます。特に、厚手のパーカーやジーンズ、トレーナーなど、水分をたっぷり含んで乾きにくいものを洗ってしまった時には必須のテクニックと言えます。
実施時の注意点
使用するバスタオルは、必ず清潔で乾燥しているものを使ってください。また、色の濃い服と一緒に白いタオルを脱水すると、色移りする可能性がゼロではありません。念のため、色落ちしやすい服とは分けるか、色移りしても良いタオルを使用することをおすすめします。また、パイルが抜けやすい古いタオルだと、衣類に糸くずがついてしまうことがあるので注意しましょう。
布団乾燥機と衣類乾燥カバーの組み合わせで一気に乾かす
冬場や梅雨時期に活躍する「布団乾燥機」。もしお持ちであれば、それを衣類乾燥機として活用しない手はありません。ドライヤーのように手で持ち続ける必要がなく、セットしてしまえば他の支度をしている間に乾燥が進むため、忙しい朝にはぴったりの方法です。
最近では、ハンガーにかけた衣類をすっぽりと覆う専用の「衣類乾燥カバー(衣類乾燥袋)」が100円ショップやホームセンター、通販などで販売されています。また、布団乾燥機自体に「衣類乾燥モード」や専用のアタッチメントが付属している機種も増えています。
布団乾燥機を使った最強セットアップ
- 簡易乾燥室を作る: ハンガーラックにかけた洗濯物を、衣類乾燥カバーで覆います。もし専用カバーがない場合は、大きめの布やバスタオル、あるいは着なくなったウィンドブレーカーなどで上部と側面を覆い、即席のテントを作っても代用可能です(ただし密閉しすぎないよう注意)。
- 熱風を送り込む: カバーの下部から布団乾燥機のノズルを差し込み、スイッチを入れます。
- 放置する: カバー内が高温の乾燥室状態になります。30分程度放置しておくだけで、厚手の服もしっかり乾きます。
ポイントは、カバーの上部に少しだけ隙間を開けておくことです。入ってきた熱風と同じ分だけ、湿った空気を逃がす出口がないと、カバーの中が蒸し風呂状態になり、逆に乾きにくくなってしまいます。「下から熱風を入れ、上から湿気を逃がす」という空気の流れ(ドラフト効果)を意識してください。
ただし、長時間使用する場合や、即席のカバーを使う場合は、熱がこもりすぎて機器が停止したり、カバーが溶けたりしないよう、安全には十分に配慮してください。
浴室乾燥機と扇風機のダブル使いで効率を最大化する
浴室乾燥機があるお宅でも、「浴室乾燥機を使っているのに、30分では全然乾かない」と感じたことはありませんか?それは、浴室内の空気循環がうまくいっていない可能性があります。
浴室乾燥機の温風は通常、天井から吹き出します。しかし、濡れた洗濯物から蒸発した水分(湿気)は、重たい冷気となって浴室の下の方に溜まりやすい性質があります。この「湿気の滞留」が乾燥を遅らせる最大の原因です。
「合わせ技」で乾燥時間を半分にする方法
そこで提案したいのが、扇風機やサーキュレーターとの併用です。
最強の配置フォーメーション
- 浴室乾燥機: 「乾燥」モード(強)で上から温風を出す。
- 扇風機・サーキュレーター: 浴室のドアを少し開けて外から、あるいは浴室内(水がかからない場所)に置き、下から上に向かって風を当てる。
下から風を当てて空気を強制的に撹拌(かくはん)し、衣類に直接風をぶつけることで、洗濯物の表面にある「湿気の膜」を吹き飛ばし、水分の蒸発を劇的に促進させます。
また、乾燥を始める前に、浴室内の壁や床の水滴をスクイージー(水切りワイパー)やタオルで完全に拭き取っておくことも極めて重要です。壁や床が濡れていると、乾燥機はその水分を乾かすのにエネルギーを使ってしまい、肝心の洗濯物が乾きにくくなってしまいます。「まずは部屋(浴室)を乾いた状態にする」ことが、急がば回れで最速の近道です。
部屋干しでも効果的!洗濯物を早く乾かす30分を目指す干し方の工夫

ここまでは家電のパワーを使った方法をご紹介しましたが、ここからは「干し方」の物理的な工夫です。環境設定を変えるだけで、通常の部屋干しよりも格段に早く乾くようになります。ほんの少しの配置の違いが、乾燥時間に大きな差を生みます。
エアコンの風が直接当たる場所にアーチ干しをする

部屋干しで最速を目指すなら、まずは場所選びが9割です。エアコン(暖房または除湿)の風が直撃する「特等席」に洗濯物を配置しましょう。
よくカーテンレールにハンガーをかけて干す方がいますが、これは絶対にNGです。カーテンの汚れが洗濯物につくだけでなく、窓際は結露しやすく湿気が溜まりやすい場所です。さらに、カーテンと洗濯物が密着して風通しが悪くなるため、乾くのが圧倒的に遅くなります。
正解は、部屋の中央、エアコンの風が届く位置に物干しスタンド(パラソルハンガーなど)を置くことです。そして、干す時の並べ方にも「アーチ干し」というテクニックを使います。
科学的に証明された「アーチ干し」の効果
アーチ干しの手順
ピンチハンガーを使って干す際、以下のように配置します。
- 両端: 丈の長いもの(バスタオル、ジーンズ、長袖シャツなど)
- 中央: 丈の短いもの(靴下、下着、ハンカチなど)
横から見た時に、洗濯物の裾(すそ)のラインがアーチ状(虹のような形)になるように干します。
なぜこの形が良いのでしょうか?それは「上昇気流」が発生しやすくなるからです。両端に長いものを干すことで、中央の広い空間に空気が集まり、上に向かって抜けていく空気の流れが生まれます。大手洗剤メーカーの実験でも、ランダムに干すよりもアーチ干しの方が乾燥時間が短縮されるというデータが出ています。並べ方を変えるだけで時短になるのですから、やらない手はありません。
湿気の逃げ道を作る!洗濯物同士の間隔と配置のコツ
「早く乾かしたいから」と、狭いスペースにぎゅうぎゅうに洗濯物を詰め込んでいませんか?実はそれ、完全に逆効果です。
洗濯物が乾くというのは、衣類に含まれる水分が水蒸気となって空気中に逃げていく現象です。洗濯物が密集していると、衣類の周りの空気がすぐに湿気で飽和状態になり、それ以上水分が蒸発できなくなってしまいます。
「こぶし1個分」のソーシャルディスタンス
洗濯物を干す際は、最低でも「握りこぶし1つ分(約10cm〜15cm)」の間隔を空けてください。空気がスムーズに通り抜ける「風の道」を作ることが重要です。
もしハンガーやスペースが足りない場合は、以下の工夫を取り入れてみてください。
- 針金ハンガーを2本使う: ハンガーを2本重ねてテープで止めたり、少しずらして厚みを持たせることで、服の中に空間を作り、前身頃と後ろ身頃が密着するのを防ぎます。
- 幽霊干し(バンザイ干し): パーカーなどのフード付きの服や長袖シャツは、逆さまにして裾(すそ)をピンチで挟んで干すと、脇の下やフードの下など、乾きにくい部分に風が当たりやすくなります。
- フードを持ち上げる: パーカーを普通に干す場合は、フード部分を別のハンガーのフックに引っ掛けて持ち上げ、背中とフードの間に空間を作ります。
サーキュレーターの風を真下から当てて水蒸気を飛ばす

部屋干しにおいて、サーキュレーター(または扇風機)は「神器」とも言える必須アイテムです。ただし、ただなんとなく風を当てているだけでは効果は半減します。
ポイントは「風を当てる角度」と「距離」です。
部屋干し専用のサーキュレーター活用術
- 真下から真上に当てる:
これが最も重要です。洗濯物は上から乾いていき、水分は重力で下に移動するため、最後まで乾きにくいのは「裾(すそ)」や「袖口」です。サーキュレーターを洗濯物の真下に置き、真上(90度)に向けて風を送ることで、乾きにくい部分を集中的に乾かすことができます。また、衣類の中に風を通すことで、内側からも乾燥を促進します。 - 首振り機能は「あえて使わない」ことも:
たくさんの洗濯物を乾かす場合は首振りが有効ですが、特定の1枚(例えば明日着ていくシャツ)を急いで乾かしたい場合は、首振りを止め、その服に向けて最強の風を当て続けてください。一点集中の方が圧倒的に早いです。 - 距離はできるだけ近く:
風は距離が離れるほど弱くなります。洗濯物が揺れるくらいの強風を当てるため、できるだけ近づけて設置しましょう。
サーキュレーターの具体的な使い方や、季節ごとの活用法については、以前書いた記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
(参考:サーキュレーターを使った効率的な部屋干しに関する記事)
厚手の服は裏返してポケットや縫い目の乾きを促す
ジーンズのポケット、パーカーのフードや縫い目、トレーナーの袖口。これら「布が重なっている部分」は、表面が乾いているように見えても、触ってみるとまだ湿っていることがよくあります。
これらは、干す前に「裏返し」にしておくのが鉄則です。
裏返しのメリット
- 厚い部分が表に出る: 縫い代(ぬいしろ)、ポケットの袋布(スレキ)、ウエストのゴム部分など、乾きにくいパーツが直接外気や風に触れるようになります。
- 色あせ防止: 直射日光や蛍光灯の光による衣類の色あせ(日焼け)を、裏返すことで防ぐことができます。
特にジーンズのポケット部分は生地が何重にもなっており、ここが乾かないと全体が乾きません。裏返して筒状に広げて干すだけで、乾燥スピードは段違いに早くなります。「取り込む時にまた裏返すのが面倒…」と思うかもしれませんが、30分で乾かすという緊急事態においては、その手間を惜しんではいけません。
新聞紙を床に置いて湿気を吸収させる補助テクニック
最後にご紹介するのは、昔ながらの生活の知恵ですが、科学的にも理にかなった補助テクニックです。部屋干しをしている物干しスタンドの下に、くしゃくしゃに丸めてから広げた新聞紙を置いておきましょう。
新聞紙に使われている紙は、繊維が粗く、インクも含めて非常に吸湿性が高いという特徴があります。雨の日や湿度の高い部屋での部屋干しでは、空気中の水分が飽和状態になりがちです。床に置いた新聞紙が、上から降りてきた湿気を吸い取ってくれることで、部屋全体の湿度がわずかに下がります。
「そんなことで変わるの?」と思われるかもしれませんが、湿度は数パーセント下がるだけでも、洗濯物の水分蒸発効率(乾きやすさ)に影響します。除湿機がない部屋で干す場合や、少しでも早く乾かしたい時の「あと一押し」として、ぜひ試していただきたいテクニックです。新聞紙がない場合は、炭(すみ)や重曹を置くのも除湿効果がありますよ。
Q. ドライヤーで乾かすと服が縮んだりしませんか?
A. はい、注意が必要です。ウール、カシミヤ、ニット、レーヨンなどのデリケートな素材は、急激な熱を加えることや、熱風による乾燥で繊維が縮んでしまう(フェルト化する)可能性が高いです。ドライヤーを使う場合は、必ず衣類の「洗濯表示タグ」を確認し、タンブラー乾燥禁止のマークがあるものは避けてください。また、綿やポリエステルであっても、一点に熱が集中しないよう、常にドライヤーを動かしながら温風を当てることが縮みや傷みを防ぐコツです。
Q. 生乾きの嫌なニオイがついてしまったらどうすればいい?
A. 一度ついてしまった生乾き臭(雑巾のようなニオイ)は、モラクセラ菌という細菌が繁殖し、排出物を出していることが原因です。この菌は紫外線や乾燥だけでは死滅しません。最も効果的なのは「熱」です。60度以上のお湯に20分ほどつけ置きしてから洗い直すか、アイロンのスチームをたっぷり当てて熱殺菌するのが効果的です。急いでいる場合は、消臭スプレーで誤魔化そうとせず、熱湯消毒+再脱水+乾燥機(またはアイロン)が最速かつ確実な解決策になります。
Q. 扇風機とサーキュレーター、どっちが早く乾く?
A. 乾燥スピードだけで言えば、直線的で強い風(トルネード気流)を送れる「サーキュレーター」に軍配が上がります。扇風機の風は広範囲に柔らかく届くように設計されているため、遠くまで強い風が届きにくいのです。ただし、扇風機しかない場合でも全く問題ありません。「強」モードにして、できるだけ洗濯物に近づけて(50cm〜1m以内)使用すれば、十分な乾燥効果が得られます。
Q. 30分で乾かすのに一番お金がかからない方法は?
A. 電気代を抑えつつ早く乾かすなら、「乾いたタオルと一緒に脱水」+「アーチ干し」+「扇風機」の組み合わせがベストです。ドライヤー(1200W程度)や浴室乾燥機は消費電力が大きく電気代が高くなりがちですが、脱水の工夫で水分を減らし、扇風機(数十W程度)で風を当てる方法なら、数円程度のコストで済みます。
まとめ: 洗濯物を早く乾かす30分の工夫で緊急事態を乗り切ろう
今回は、緊急時に役立つ「洗濯物を早く乾かす」ためのテクニックについて、30分という時間を目標に、どこよりも詳しく解説してきました。
「服が乾いていない」というのは、朝の忙しい時間には本当に絶望的な気持ちになるトラブルです。しかし、今回ご紹介した以下の方法を知っていれば、もうパニックになる必要はありません。
おさらい:最強の時短ステップ
- 家から出られるなら「コインランドリー」が確実で最速。
- 小物なら「ドライヤー+ポリ袋」(※火気厳禁)。
- シャツなら「脱水後すぐアイロン」。
- 部屋干しなら「タオル脱水」+「アーチ干し」+「サーキュレーター真下置き」。
焦っている時こそ、ドライヤーの使いすぎによる火災や、衣類の縮みなどの二次災害には十分に気をつけて、安全第一で実践してくださいね。これらの知識は、一度覚えてしまえば一生使える生活の知恵です。ぜひ、あなたのライフスタイルや、その時の緊急度合いに合った方法を試して、ピンチをチャンスに変えてください!


